Quncho / Q (1996)- 山岸潤史

こんな名盤が表に出てこないなんて残念です

1.Que
2.Licking Trick
3.I'll Be Good To You 
4.I Feel Your Kiss 
5.Do You Remember
6.Look Inside 
7.Mine & Yours 
8.Hi-Heel Sneakers 
9.Got The Power
10.A Change Is Gonna Come 
LAとNew Orleansで録音されたQunchoさんのサードアルバムです。手持ちのレコードやCDでも上田正樹とSousth To Southのライブ盤(Love Me Tender)、コンピ盤のRoyal Straight SoulⅢ(Boogie On, Raggae Woman)、J-Blues Compilation(Change Is Gonna Come)で、渋い喉を聴かせており、気になってはいたものの、雑誌などで取り上げられることはなく、このCDの存在を知ったのはネット普及後の2000年頃でした。時すでに遅くヤフオクなどでも高値で出品されていてなかなか手が出せずにいましたが、たまたま下北のUnionで500円均一の棚に並んでいたので速攻GETしました。(こういうことがあるのでレコード店巡りがやめられないのです。)
今まで聴いた曲のイメージから、もう少しSouthern Soul的な内容を想像していたのですが、Groovyで都会的なテイストに溢れていており、GadsonやNathan Wattsなどの強力なメンバーのバックアップで、スロウでもアップでも、単に甘いだけではないソウルフルな歌声を披露しています。7.ではアクの強い声が入ってきたと思ったら、房之助さんでした!全曲ハズレなしの名盤です。見つけたら是非聴いてください。

<聴きどころ>

1発目のFunkからラストの感動のバラードまで、山岸さんのギターが冴え渡ります。アップではGadsonやWattsとともに強力なGrooveを作り、スロウではメロウなフレーズで歌い上げています。その中でも、3.でのタメとスムースさが同居するソロ、4.のデュエットのバックでのオブリ、9.でのエンディングに向かってのGroovyなソロ、そして10.が特に印象的でした。使用ギターはインナーの写真の通りES347のようで、カッティングでのコイルタップスイッチを使ったストラト的な音と、フロントピックアップでのJazzy な甘いトーンを見事に使い分けています。(5.はストラトかと思いましたが、Chickenshackのライブでは、347でストラトっぽいを出してました)’7.では、Qunchoさん自身と房之助さんもギターを弾いてますが、聞き分けられませんでした。もしかしたらQunchoさんはクレジットには書かれてないですがもっと弾いてる気がします。

Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡       
奇跡的にアマゾンにありました!

昔のSouth to Southの再結成?ライブ映像を貼ります。

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