つのだ⭐︎ひろ/ Ballad X’mas (1991) – 山岸潤史

少しバブリーですが、濃い内容です。

1. Merry Christmas Baby
2. This Christmas (Donny Hathaway)
3. Endless Love (Lionel Richie & Diana Ross)
4. Santa Claus Is Comin' To Town (Traditional)
5. Night For Lovers
6. White Christmas (Bing Crosby)
7. Sweet Love (Randy Crawford)
8. Ooo, Baby Baby (Smoky Robinson)
9. A Song For You (Leon Russell)
10. 愛をつなぐX'mas Day




'91年のつのだ⭐︎ひろさんのクリスマスアルバムです。オリジナルが1,5,10の3曲、カバーが7曲(カッコ書きしました)で日本人離れした黒いボーカルで歌い上げています。バブル期も絶頂を迎えていて、この頃のクリスマスの盛り上がりを象徴しているような作品です。メンバーも豪華です。
しかし自分はこの頃の雰囲気についていけず、このアルバムに山岸さんが参加していることは知っていたのですが、なんとなく買う気にならず見送ってしまいました。その後、Funkshopを聴いて、この作品の存在を思い出しましたが、探してもなかなか見つけられず、結局手に入れたのは世紀が変わる頃でした。(Book Off の安棚)。入手後は内容の良さから毎年この時期に欠かさず聴いています。(1、5の歌詞、ちょっと日本語だと恥ずかしい感じもします・・・時代ですね・・・)
つのだひろさんは、Jap's Gapsやソロでも常に先を行き過ぎていて、数年後に時代が追いついてきているような印象を持っています。コンポーザーとしても、シンガーとしても、もちろんドラマーとしても素晴らしい才能をお持ちの方で、もっともっと表舞台で活躍していただきたい方の一人です。


<ギターの聴きどころ>

曲ごとのクレジットはありませんが、山岸さんは3,6,でプレイしています。(間違っていたらすみません)
大橋純子さんとのDuetの3 曲の途中からさりげなくバッキングで入ってきます。ダブルストップやスライド、チョーキング、ハンマリング&プリングを
などあらゆる技を駆使して曲を盛り上げています。(この盤の数年前に山岸さんの教則ビデオが出ていて、そこで解説していたSweet Taste Guitarのフレーズを連発しています)オブリもソロも超絶にネチッこいプレイです。後半のワウカッティングは和田アキラさんでしょうか?
スタンダードの6は、ゴスペル調のアレンジで、間奏でやはりタメタメのソロを弾いた後、後半の倍テンからフェイドアウトに向けて粘っこいチョーキングで畳みかけます。全曲では濃すぎるので、2曲だけの参加に留めたのでしょうか?
次の7のアコギが和田さん?この頃、コルグのM1やT1、ヤマハのSYシリーズが出て、その中に入っていたアコギのサウンドにも聴こえていて微妙です。
この盤、その後見ていませんが、当時購入された方々が若い日の思い出に大事に持っているのでしょうか?みつけたらぜひ聴いてみてください。



Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡

ここでは1円です。買いです。

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