Roller Coaster Featuring Mitsuyoshi Azuma / Boogie Discounter (1991)

2022年6月5日 2022年6月5日

domon@guitar

Swingin’ Boppersも最高でした（が、吾妻さんのギターもっと聴きたかった！）

 1. Knockin' At Your Door
 2. Merry Go Round Blues
 3. I Believe In A Woman
 4. Goin' Back To Reno
 5. Boogie In The Moonlight
 6. My Baby Left Me
 7. You're Killin' Me
 8. Good Time Woman
 9. Boogie Rambler
10. Pick Me Up On You Way Down
11. A Mother's Love
12. I'll Be A Good Boy

2022Tokyo Blues Carnival、トリを務めたSwingin' Boppersについても簡単にレポートさせてください。
大所帯のバンドによりインストの「Things Ain't What They Used To Be」からスタートし、メンバーにソロが回ります。やおら吾妻さんが登場しましたが、ギターがデカい！（音もデカいですが物理的にデカい！）なんとWネックギターです。 Earl Hookerか？過去のPlayerの記事で見たことがありますが、Gibsonではなく、Burnny（フェルナンデスのGibsonコピーのサブブランド）でした。ギターに金をかけないと豪語する吾妻さんらしいチョイスです！
Gatemouth BrownのようなJazzyなBluesから、一気に「最後まで楽しもう」（Rap付き）に続きます。
いつも通りのユーモアに溢れたMCからゲストヴォーカルの伊藤妙子さん（T字路s）を紹介し、「Silent George」が始まります。ハスキーでパワフルなヴォーカルです。「Send Me To The Electric Chair」を日本語で歌います。
 '79年のデビュー盤にも収録されている「On The Sunny side Street」（季節的にはどうかとも思いますが大好きな曲です）。東さんのハスキーな声がサッチモを思わせて良い感じです。「俺のカツ丼」で終了します。ステージの内容は楽しめましたが、吾妻さんのギターの出番が少し少なかったかとの思いも残りました。（前の山岸さんがバリバリ弾いていたので感じたのかもしれません）
そのまま、吾妻さんの仕切りで出演者全員によるアンコールになだれ込み、「Blues Is Alright〜Sweet Home Chicago」で大円団のうちに幕を閉じました。コロナが収束し、また開催できることとを心から祈ります。

吾妻さんのギター少し聞き足りない思いあり、Westroadに続いて、昔買った '91年Rollercoasterの3rd,吾妻さんフューチャリング盤を聴きました。会場でも結構飲んでいたのに、聴きながらまた呑んでしまいました！

＜ギターの聴きどころ＞

BoppersではビッグバンドでJazzやJiveなどの選曲、コミカルな日本語歌詞などBluesに捉われない音楽を作っていますが、Roller CoasterはChicagoBluesを中心としたBluesを演奏をしており、Jirokichiで定期的にライブをやっていました。フロントは、日本のBluesHarpの第一人者Weeping Harp妹尾さん（渋いヴォーカルも）と、Eddie Taylorスタイルの職人的なバッキングとハイトーン系のヴォーカル小出さん、GatemouthとAlbert Collinsをミックスしたようなアグレッシブ系ギターとワイルドなシャウトの吾妻さんで分担していました。（吾妻さんは昼の仕事の関係で不参加の場合も何度かありました）
小出さんフューチャーの前作とは趣きが異なり、ワイルドなBoogie,Jazzyなスロウありとヴァラエティ富んだ内容になっています。
ギターはセンターが吾妻さん、左が小出さんです。テレキャスの硬質なサウンドでの小出さんの的確なバッキング、粘りのあるソロ(6,9)も聴きどころです。
各曲の解説をバンマスの山崎さんがインナーに書いていますので私の駄文に変えて掲載します。以下をクリックしてください（手抜きではありません）
1,2
3,4
5,6
7,8
9,10  
11,12

1弦が013から始まる太い弦、指ピッキングでこんなに激しいプレイをするとは！下手にマネしようとすると指が豆だらけになって2度とギターが
弾けない体になってしまうので、お子さんがBluesGuitarを弾きたいと言っても吾妻さんのコピーは禁止したほうがいいでしょう！
愛用の340も吾妻さん同様ネックが相当タフなのでしょうね！