Stanley Clarke & Friends / Live At The Greek (1994) – Larry Carlton

いつになく激しいCarltonのプレイですが・・・

 1. Minute By Minute
 2. Stratus
 3. Buenos Aires
 4. All Blues
 5. Goodbye Pork Pie Hat
 6. Her Favorite Song
 7. School Days
 



Stanley Clarkを核とし、Carlton(G), Billy Cobham(Ds), Deron Johnson(Key), Najee(Sax)による94’年のライブ盤です。(録音は前年の93年のようです。ギリシャでのライブ?と思ったら、L.A.にGreek Theaterという会場があるのですね。)Jazz Life を見てCarlton目当に購入しましたが、手に取った時は、超絶テクのClark、手数のCobham, SmoothJazzのNajee、そしてCarlton, 広くはJazz Fusion界の名プレイヤーということで括れるのでしょうが、個性や音楽性が異なるように感じ、意外な組み合わせだと思いました。収録曲も、個人のソロ作から既にスタンダード化している4,5,などバラエティに飛んでおり、一体どんな音になるのでしょうか。


<ギターの聴きどころ>

エレピのイントロ、オーディエンスの歓声、Najeeのサックスに続いて、Carltonのアコギが爽やかなテーマを奏でます。Valley Artsのアコギですが、アンプリファイドによりややドライブがかかっていて、サステインが強いように感じます。いい感じの始まりです。
続く2は、Billy Cobhamの曲で、得意とされているタム回しからスタートします。CarltonはドライブサウンドでNajeeとユニゾン(なぜか竹田和夫さんのSpinning Toe-Holdを思い浮かべてしまいました)し、ソロでもアウトフレーズやお得意のチョーキング、ハイポジションへのスライドなどよく歌うフレーズです。
3曲目のNajeeの曲はナチュラルサウンドでのバッキングです。Billy Cobhamのドラムは気にして聴いたことはありませんでしたが、自分にはToo Muchかもです。
Milesの4(Carltonのライブ"Last Nite"でもやっています)は,Cartonの語りに続いてClarkのウッドベースで曲が始まります。Najeeのフルートがこの曲を新鮮なものに感じさせます。ピアノソロに続いてCarltonのソロが始まります。ヴォリュームを絞ったサウンドで抑え目に弾き始め、盛り上がりとともにピッキングでメリハリをつけながら、ヴォリュームアップしドライブをコントロールします。
メンバー紹介の後、Charles Mingus(というよりギター弾きにはJeff Beckの方が馴染みがあるかもしれません)の5が始まります。ベース、サックスととユニゾンでドライブサウンドでテーマをユニゾンした後、ソロに入ります。ちょっとチューニングのずれも気になったりしますがいつになくワイルドなプレイです。(Beckと比べてもストレートな激しさを感じました)感情の赴くままに弾いているように聞こえますが、淀みなくフレーズが繋がるところ、意識せず組み立てられているのでしょうか?さすがです。Carlton参加作のBen Sidranの"The Doctor In"のバージョンとは楽器の構成やアレンジが大きく異なりますが、同じムードを感じさせるところ、この曲の存在の大きさを感じます。
1同様、"Discovery"からのナンバー6も、アコギがコーラスサウンドのストラトに変わっていますが、アルペジオとメロディを組み合わせた美しいプレイです。と思ったら、3分あたりから、急にBluesに変わり、Clarkえのベースだけをバックに見事に歌い上げていて、正直ドライブサウンドの連続に効き疲れしていたので、待ってました、という感じです。('93年にBluesアルバムの"Renegade Gentleman"をリリースしていますが、ロックなアレンジと歪みすぎたサウンドが??でした。このぐらいがCarltonの持ち味が生きると思うのですが)
ラストはClarkeの曲で、21分にも及ぶ熱演となります。ここでもCarltonのソロがたっぷり聴けるのですが、フレーズの組み立て、テクニックや表現力には感服するものの、歪みすぎたサウンド(Wahも)と激しすぎるプレイが自分には合わないように感じました。むしろLukatherが弾いた方がこの曲には合うのでは?一人で暗い部屋で聞いているからそう思うのかもしれず、ライブ会場で聴いたらまた違う印象をもつのかもしれません。
この曲を聴き終わると、David T.とのライブやCasinoLight'99でのCarltonのプレイでお口直し(お耳直し?)をしてしまいます。
激しいCarltonが好きな方、申し訳ありません、あくまで私の好みです







Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 少し聴き疲れする曲あります         

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