Steen Vig / Blue Boat (1993) – Cornell Dupree

珍盤を珍しく表ジャケ買いしましたが・・・聴けるまで苦節2日と3曲

 1.Blue Boat
 2.Memphis Blues
 3.Soul Country
 4.The Flea Is Jumping
 5.Blue Turning Grey Over You
 6.Taps Miller
 7.We Sure Do Need Him Now
 8.Tee
 9.Kansas City Man Blues
10.Copenhagen Hip Hop
11.Foo Foo Blues
12.Hotel Blækregning



デンマークのSax奏者の'93年の作品です。その頃、新宿のマルイの地下にあったVirgin Mega StoreでJazzの新譜を物色していたら、本作がRecommendsで展示されており、 当時の愛機ヤマハを抱えたDupreeの姿を見つけて裏ジャケ買いならぬ表ジャケ買いしました。Steen Vigさんのことは、作品はおろか、名前も聴いたことはありませんでした。しかし、帰ってCDプレイヤーに入れても音飛びの嵐で再生せず!これだからCDは!と思いつつ(もはや新譜のアナログ販売は日本では完廃されていました)、あるいはジャケ買いばかりしていた報いかなどと思いつつ、やむなく翌日再び店に向かいました。状況を説明したところ、輸入盤では時々相性が悪いものがあるらしく店頭のCDプレイヤーでも同様の症状で、別の盤を店頭で再生確認のうえ交換してもらいました。(続く)

<ギターの聴きどころ>

(続き)再度トレイへ。再生しました!ピアノの音から始まる Dixie調のジャズが聞こえてきました。しかし、次の2曲目になってもDupreeのギターが聞こえてこない・・・ジャケットは釣り?いや、それもそのはずです、1曲目、2局目には参加していませんでした!(爆)3曲目も中盤になって、苦節2日を経て、ようやくDupreeのサウンドを聴くことができました。ゆるーくいつものサウンドで入ってきて、思わず顔がほころびます。ずばり、ハマっています。軽やかなオールディーズ的ジャズに、これまた軽やかなDupreeのレイドバックしたギターが重要かつ不可欠な構成要素として組み込まれています。録音もコペンハーゲンのようですが、わざわざ予算を割いてDupreeを招聘した意味が分かります。全体的にバッキングもソロも息をするようなリラックスしたプレイで、聴く方も肩肘張らずに楽しめます。Dupree自身が生前よく口にしていた「俺の明るいブルーズ」に溢れています。特に7.のサビでのSaxの後追いプレイはシンプルながら表情豊かで、音楽はテクニックではないことを改めて思い知らされます。8.は自身のリーダー作であるCoast To Coastでもやっていましたが、こちらの方がよりインパクトが強いです。これだけホーンがたくさんいるのにこの曲には参加しておらず不思議です。(オリジナルには少しですが参加しています)。違いを聞き比べるのも面白いです。しかし、このCD、その後店頭で見たことがありません。Apple Musicにはありました。(こういうマニアックな選曲もApple Music加入の呼び水になっているのでしょう!商売上手!)

Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ 渋くて甘いです。(柿かよ!)
酒のお供度♡♡♡♡

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。