Van McCoy & The Soul City Symphony / Disco Baby (1975) – Eric Gale

私事ですが、ディスコに行ったことはありません。

A1. Disco Baby
 2. Fire
 3. The Hustle
 4. Get Dancin'
 5. Doctor's Orders

B1. Turn This Mother Out
 2. Shakey Ground
 3. Spanish Boogie
 4. Pick Up The Pieces
 5. Hey Girl, Come And Get It


Van McCoyとThe Soul City Symphony(かっこいい名前ですね。Barry White とLove Unlimited Orchestraに対抗した?)の'75年作品です。 70年代Discoサウンドの代名詞のように言われる有名作です。自分は当時は田舎の小学生だったのでリアルタイムでは聴いていません。(その数年後に訪れるサタデー・ナイト・フィーバーに端を発した日本のディスコブームもトラボルタのポーズをなんとなく覚えている程度です)。代表曲のA3は世界で1000万枚売れた大ヒットとなりましたが、コアなSoulファン・Funkファンからはこの手の音楽は、軟弱・大衆に迎合している・魂を感じないなどと酷評されていて、自分も敬遠していました。(ちなみに学生時代の著名なディスコといえばマハラジャやジュリアナ東京でしたがいずれも行ったことがありません。というより、その後のクラブと呼ばれるものに数度連れて行かれた程度で、自ら足を踏み入れたことがありません。)David RuffinやStylisticsで名前は聴いていたので、21世紀になる頃、100円で出回っている本作の裏ジャケを面白半分で見たら、Gale(G),Rick Marrotta,Steve Gadd(Ds),Gordon Edwards(B) Leroy Leon Pendarvis, Jr., Richard Tee(Key)など、スタッフのメンバーはじめすごい顔ぶれでびっくりしました。ものは試しで買いました。100円だし!

<ギターの聴きどころ>

さてさて世間を賑わしたディスコミュージックとはどんなものなのか興味津々に針を下ろしました。
A1、重いリズム、クセのあるギター、ホーンの返し、なかなかいいじゃないですか!
A2はOhio Playersのカバー、クラビネットがうるさいです。ヴォーカルものではないですね
大ヒットのA3、フルートなどが入っていてGaleのカッティングもキレが良く、爽やかな感じがして、ちょっとイメージが違いました。
A4はクラビネットがおどろどろしい入りですが、本編に入ると木琴まで飛び出して妙にポップです。ワウも使うカッティングのタイトさ重いビートが意外にもマッチしています。
掛け声から入るB1も熱いのですがなんとなく軽い感じです。
TempsのB2、Galeがあのカッティングフレーズをどう弾くのか期待しましたが、割と平凡でした。
AWBのB4も割と原曲に忠実な感じのアレンジですがワウがうるさく感じました。
期待したGaleのプレイという点では物足りませんでしたが、若い頃避けてきたほど悪い印象ではありませんでした。じっくり聴くというよりは踊るための音楽なのでしょう。自分にとってはシンフォニー(ストリングや管)よりバンドの方が合っている気がしました。そしてDiscoよりもFunk!
他のVan McCoy作品も100円で買いました。やはりGaleやGadd、Edwardsが参加しています。踊る人たちのための裏方に徹しているかと思いきや、オクターブカッティングなどクセの強さも発揮しています。

Emotional度♡♡♡♡ 
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡
踊りのお供度♡♡♡♡♡

個人的には晩(Van)よりオハヨー(Ohio)ですかねえ。

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