庄野真代 / ぱすてる 33 1/3 (1977) – 松木恒秀

B3での突出した感性とインパクト溢れるプレイを聴いてください!

A1. 夢のまんなか
 2. ラッキー・デイ
 3. 土曜日のファニー
 4. 皆殺しのハレルヤ
 5. 冬のカーニバル
 6. 中央フリーウェイ
 
 
B1. 気ままな人生
 2. Good-bye Morning
 3. そうしましょうね
 4. ラスト・チャンス
 5. カフェテラス

 
 
 

庄野真代さんの'77年の作品です。3作目にあたり、大半の曲を詞/曲とも自作、サウンドプロデューサーに佐藤準さんを迎え、豪華なバックで録音されています。「飛んでイスタンブール」の大ヒット直前の作品ですが、前々作/前作含め、既に自身の世界を持っており、ブレイクがただの偶然や幸運ではなかったと思っています。自分は小学生でしたが、テレビなどをみている限りでは、ニューミュージックと言われつつも、渡辺真知子さんや竹内まりやさん共々テレビや雑誌ではアイドル的な扱いを受けていたような記憶もあります。(ライブ盤ではファン(親衛隊?)の野太い声援が入ってます)
幼い頃の思い出を振り返るように90年以降LPを集めましたが、本作もその1枚で、裏ジャケに松木さんの名前が!ユーミンのカバーや宇徳恵子さんが房之助さんと歌ったB2も入っている!
本作含め庄野さんの初期の作品はCity Popの括りの中で人気が再燃しているようで嬉しく思います。(手持ちのレコードの価値上がったのが嬉しいのではございません。為念。)この後のヒット曲を含むアルバム含め、懐かしさだけではなく、充実した内容が気に入っており、たびたび引っ張り出しては聴いています。


<ギターの聴きどころ>

個別曲のクレジットはありませんが、松木さんはアレンジも担当するBossa Nova調B3に参加しています。
イントロから、濡れた甘いサウンドのオクターブ+αの強烈なイントロ(ややBenson先生風の音使いです)でスタートし、右からはガットによるBossa Novaバッキング(これも松木さんと思います)でハスキーながらツヤもあるヴォーカルを盛り立てます。短いソロでもイントロ同様のプレイが超個性的で、突出した感性を感じます。
他の曲(どれもいい曲です)では、芳野藤丸さん、水谷公生さん、徳武弘文さん(アコギは吉川忠英さん)がプレイしています。A6でのカッティング(芳野藤丸さん?)、ラストのバラードB6でのchet Atkinsを思わせるカントリーフレイバー溢れるプレイ(徳武さん?)も素敵ですが、とにかく自分は松木さんのインパクトに圧倒されてしまいました。ギタリストの方、是非聴いてください。










Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 

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