ピンク・レディーの不思議な旅/ピンク・レディー (1979) – 松木恒秀

B7の松木節!今更ながらピンクレディー真剣に聴いてます。

A1. オープニング・テーマ
2. リオの女王
3. チャイナ・タウン
4. 悲しき草原
5. 空とぶじゅうたんエロチカ
6. カルメン・シャワー
7. 恋愛印象派


B1. 波乗りパイレーツ
2. ナイルの赤い月
3. 女は勝負する
4. オリエンタル・フィーリング
5. 南太平洋
6. 惑星ハネムーン
7. エンディング・テーマ




ピンク・レディーの'79年の作品です。'70年代後半の国民的アイドルとして立て続けにヒット曲を連発、当時私は小学生でしたが、周りの女子たちは振り付けを真似してなりきり、男子たちはセクシーな衣装や歌に、とそれぞれテレビに釘付けといった状態でした。私自身は子供の頃から臍曲がりなところがありあえて関心を持たないようにしておりました(スカしたガキだったのです)が、40年以上の時を経て、数年前にX(旧:Twitter)でフォローさせていただいている方から松木さん参加作として紹介いただき、早速新宿のユニオン巡りに行きました。レジのお姉さんにピンクレディオタクと思われたら嫌だなと思いながらも、本作をはじめライブ盤も含めLPを数枚ゲットしてきました。本作は480円、その他のLPも280円、380円、480円のいずれかの安盤でした。

<ギターの聴きどころ>

裏ジャケには、作詞・作曲・編曲の記載はあるものの参加ミュージシャンについては記載がありません。インナーを見ると歌詞は書いてありますがやはりミュージシャンについては記載されていません。裏が白紙になっているので書いてくれても良いのにと思ってしまいました。おそらくセールス戦略から制作を急がされ印刷にも時間を割けなかったのでしょうか?(表裏のジャッケットも二人の写真は小さくしか写っていません)。B7を参加曲として紹介いただきましたが、他の曲にも参加しているのか?早速A面1曲目から聞きます。世界を巡る旅としてのストーリーアルバムとなっているようで、スペーシーなシンセの効果音に続いて二人のナレーションからスタートします。3分近く経ったあたりで音楽が始まり、左のシングルミュートは松木さんでは?と思った途端にフェイドアウトしてしまいました。
A面、B面とも繰り返し聞いたところ、明らかに参加しているのは深町純さんが担当したA1とB7の2曲でした。松木さんを重用する川口真さん担当のB2,B6でも、B6の左のカッティングはもしかして?という思いあるも、これという決め手のフレーズは見つけられませんでした。クーミンで一緒だった和泉さんのメロウなB5も違うような?その他の曲もギターは複数人担当していると思われますが、松木さんではないと思います。
2曲だけの参加ですが、メロウグルーブのB7ではタメとツッコミを効かせた弾けるようなピッキングの松木節が堪能でき、これだけでも十分です。480円だし。
それよりも、ピンクレディーの曲を初めて真剣に聴き、豪華な作家陣による完成度の高い楽曲とストーリー性のある歌詞・オーケストラや最新の電子音を駆使した重厚なサウンドにびっくりしました。ライブ盤ではソウルメディアChuck Raineyがバックを務めるものもあり、楽器演奏面でも楽しめます。全くの盲点でした。今のところ、手持ちのLPでは明らかに松木さんとわかるプレイは他には見つけられておりませんが、引き続き他の盤も入手した上で確認していきたいと思います。



Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡  B7聴いてください。
Mellow度♡♡♡♡  B7聴いてください。
酒のお供度♡♡♡

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