佐山 雅弘 / Sbatotto (1984) – 山岸潤史

B4での山岸さんの情熱的なプレイ!

A1. Bird Like
 2. There Will Never Be Another You
 3. You Don't Know What Love Is
 4. Giant Step

B1. Sbatotto
 2. Elegant Steps
 3. Six O'clock In The Morning
 4. Sleep Tight


佐山さんの’84年のデビュー盤です。Jazzピアニストとしての認知が一般的ですが、自分が佐山さんの演奏を始めて聴いたのは、見高円寺JrokichiでホトケさんがやっていたCrazy Boogie Nightのメンバーとしてでした(伸ちゃんか山岸さんがギターでした。バンド名にかかわらず、ブルーズだけではなく、ソウルやホトケさんのオリジナルバラードなどもやっていました)。美しくて激しいピアノを弾く人というのが第一印象で、愛されキャラなのか、ステージ上でもホトケさんや山岸さんにイジラレていて、関西風のボケで返していました。本作はA面がJazz名曲のカバー、B面がオリジナルという構成で、メンバーは変われど基本はピアノトリオなのですが、ラストのB4のみギター(B3とB4がエレベ)が入った演奏になっています。この後も、自身のリーダーアルバムやPONTA BOXとしての作品を多く残していますが、残念ながら2018年に亡くなられました。本作はCD化はされてないようですが、LPは時々見ます。ぜひ聴いてみてください。


<ギターの聴きどころ>

山岸さんの参加は、B4のスロウ1曲だけですが、これがなんとも言えずセクシーなのです。タイトル通り夜を感じさせるムーディな曲で、佐山さんの緩急のある美しいプレイの合間に、シンプルなカッティングやオブリを挟んでいます。ソロでは、ロングトーンチョーキングから入って、タメとツッコミを取り混ぜた情熱的なプレイを聴かせます。ストラトのフロント&ミドルのハーフトーンも絶妙な美しさです。Crazy Boogie Nightでも、ホトケさんの歌が入る前にインストを演るのですが、この曲をやっていました。(その時は山岸さんはES-347でしたが、やはり素晴らしいサウンドとプレイでした。もはやこの域にくると、機材は関係ないのだと思い知らされました。(一方、自分は技術や歌心の無さを機材のせいにして大反省です・・・・)

Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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