Paul Humphrey And The Cool-Aid Chemists (1971) – David T. Walker

初期のDavid T. の多彩なプレイとサウンドです

 1. Cool Aid
 2. Them Changes
 3. Sack Full Of Dreams
 4. Music Talk
 5. Something
 6. Baby Rice
 7. Detroit
 8. Ain't That Peculiar
 9. Dreams
10. Funky L.A.



Paul Humphreyの自身のユニットによる'71年の作品です。当時のセッションドラマーでは、東のBernard Purdie、西のPaul Humphreyと評された二大巨頭で、少し高めにチューニングされたスネアやタムの「タカシコ」と表現されるオカズが特徴的です。(本作でも随所に聞けます)。Jazz畑での活動が多かったようですが、Joe Cockerの一枚目・二枚目や、Marvin GayeのLet's Get It Onなど、幅広い作品に参加しています。(David T.のソロ四枚目にも参加しています)本作は、Paul Humphrey、David T.、Clarence McDonald(Key)、Bill Upchurch(B)のカルテットによるカバーとオリジナルを取り混ぜた演奏です。
'93年に、当時のアシッドジャズやレアグルーブの流行を背景に、P-Vine(BluesやSouthern Soulを得意とした日本のレーベルです)よりCD化されたものを新品で購入しました。LPは馬鹿高くて買えませんでした。

<ギターの聴きどころ>

David T. のプレイが全曲で聴けます。 
1.は、粘っこいプレイからスタートし、途中からワウやファズのエフェクトが使用され、当時はやったサイケ感があり、同じByrdlandを使用していたDennis Coffey風です。
2.はKing Curtisもやっていて、比較すると小編成のためこじんまりした感じです。ライブだったらまた違ったのかもしれません。若きDavid T.はいつになく激しいプレイです。
3.は、Donny Hathawayで有名ですが、歌詞がない分、曲の美しさが際立ちます。David T.のバッキングもソロもとろけるような甘さです。
4. は、Stevie Wonderのカバーで、ここでもワウを駆使したファンキーなソロとバッキングです。
5.はBeatlesの名曲で、美しいメロディをたどります。途中からUni-Vibeをかけているのでしょうか?Dupreeもカバーしています。
8.Marvin Gayeのカバーで、ここでのプレイがその後のDavid T.に最も近いと感じました。

多様なプレイスタイルとエフェクトを多用したサウンドは、80年代以降のDavid T.を中心に聴いていると少々違和感を感じる曲があるかもしれません。この頃のソロ作Plum Happyもこんな感じなので、3.や8.など後年のスタイルはすでに確立されているので、要請に応えながら時代にマッチするプレイをしていたのでしょうか。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ 3.だけで度数が上がります。
酒のお供度♡♡♡ 個人的にはワウやファズはちょっとお酒に合いません。

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