古澤良治郎 / たまには。(1983) – 山岸潤史

1曲だけの参加ですが、いつも通りの熱さです。

A1. Once In A While In Nishiogi
 2. Wan-Nyago
 3. Twilight Chime


B1. Dancing
 2. Peak Wind
 3. Moonlight Slumber





古澤良治郎さんの'83年の作品です。Jazzを軸足にしながら、フォークやポップスのレコーディングにも参加しジャンルにとらわれない幅広い活動をしたドラマーで、本作はReggaeを取り入れた作品になっています。メンバーは大口純一郎さん(p)、佐山雅弘さん(ds)、廣木光一さん(g)、大出元信さん(g)、川端民生さん(b)、小泉権七さん(per)さんなどに加え、ゲスト扱いで向井滋春(tb)さん、峰厚介(ts.as)さん、山岸さん、高橋ゲタ夫(なんとPer)さん,吉田美奈子(Vo)さんが参加し、豪華な顔ぶれになっています。
本作も、90年代の半ばにUnionで山岸さんの名前を裏ジャケに発見し、購入しました。本作はCD復刻されてないらしく、LP盤もここのところ見かけていません。



<ギターの聴きどころ>

個別のクレジットはありませんが、山岸さんはラストのB3に参加していると思われます。オクターブの重いテーマ(これはオクターバーのエフェクトと思います)、左のReggaeカッティング、センターのシングルトーンリフが重なりますが、それぞれ廣木さん、大出さん、山岸さんと思います。中間部でのWah+ドライブサウンドでのロングトーンと畳み掛けフレーズを組み合わせ1音半チョーキングも多用したキレも粘りもあるソロも山岸さんと思います。たった1曲の参加ですが、大きな存在感を残しています。(吉田美奈子さんのコーラスも存在感大です!)他の曲にももしかしたら参加しているのかもしれませんが、自分には発見(発聴?)できませんでした。
この曲の参加が後々佐木古山バンド(佐山さん・ロミー木下さん・古澤さん・山岸さん)を経て、ハップハザードに繋がっていったものと思われます。

その他の曲でのギターは、大出さんは主にリズム(左)を、廣木さんはテーマやソロ(右)を担当していると思われます。
お二人のプレイも個性的でギタリストの方には参考になると思われます。最近見かけませんが、ぜひ聴いてください、










Emotional度♡♡♡♡  
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡  
酒のお供度♡♡♡♡♡  

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