Bill LaBounty / This Night Won’t Last Forever (1978) – Ray Parker Jr., Lee Ritenour

クールポコにネタにして欲しい男がいるんですよ！　なーに〜 やっちまったなあ！でもキーホルダー買って下さい。

A1. This Night Won't Last Forever
 2. Room 205
 3. In 25 Words Or Less
 4. Open Your Eyes
 5. Little Girl In Blue Jeans

 
B1. Lie To Me
 2. Who's Gonna Hold You
 3. Crazy
 4. A Tear Can Tell
 5. I Remember Mama
 


 
Bill LaBounty の'79年の作品です。USのシンガーソングライターで75年にアルバムデビュー、本作が2作目になります（メジャーレーベルWarnerからの1枚目です）。
80年代以降に向けた、バブルに浮かれた日本でもAOR=オシャレな音楽、という位置付けで売り出され、本作の日本盤帯の陳腐なキャッチコピーが象徴しているように、あまり音楽に関心がなかった人々にもファッションの一部（あるいは男女の恋愛ツールの一部？）として活用（悪用？）されたようです。ー本作も、表題曲のA1が月9の挿入歌（ミポリンとギバちゃんが主役だったそうです）として使われて人気が出て、CD再発されたようです。私はドラマも見ておらず、AORも多分悪用していなかったので、 LaBountyを初めて聞いたのは、Carlton参加の”Right Direction”でした。ここから遡って本作など過去盤を探しました。アルバム数は少なく、AOR人気もすっかり下火だったため、極めてスピーディーかつ低予算でコンプできました。
ライト＆メロウと言われるAORの中でも、この人の魅力は、作り上げる曲もヴォーカルも、そこはかとない哀愁を漂わせつつ、無骨なところを残し洗練され切っていないところだと思います。本作に収録された曲も力強さと味わい深さを感じさせ、A2などはJoe CockerやBobby Womackが歌ってもピッタリハマると思っております。
AORの代表格の一人、活動期間の長さに対してアルバムのリリースは現在まで7枚のみという非常に寡作な人ですが、どれも魅力が濃縮された素晴らしい作品です。今ひとつメジャーになれなかったのは素朴で欲のない性格ゆえでしょうか？いい人が報われない世の中ですね！

＜ギターの聴きどころ＞

"Right Direction"以降はどの作品にも（といっても3枚だけですが）Carltonが参加しましたが、ここではRitenour,Ray Parker Jr., Dean Parks,Steve Gibsonがギタリストとして名を連ねています。 お目当てはRay Parker Jr.(以下RPJと略します)で、素朴なLaBountyの曲やヴォーカルにマッチするのかとの疑問を抱きながら聴きました。
そのRPJは、RitenourとのコンビでB4,B5の2曲に参加しています。
B4、女性の声なども入りつつ、哀愁メロウのミディアムスロウです。ギターは左にポコポコミュート、右は控えめなコードバッキング、左にはもう1本ダブルストップ中心のオブリが入ります。ポコポコは間違いなくRitenourと思いますが、他も全部Ritenourでは？右がRPJ?
続くB5は素朴メロウ系です。左右でカッティング、オブリを重ねるコンビネーションプレイです。左右ともところどころWahを使ったり、フェイザーをかけたりしています。右のカッティングのキレが勝るので、こっちがRPJでしょうか？RPJをパクったRitenourのようにも聴こえます。
いずれにしても、ペケペケカッティングはじめとしたRPJの個性は感じられませんでした。あるいは、ミックスダウン時に全体の雰囲気に合わないとしてカットされてしまったのでしょうか？
他の曲では、Dean ParksがA4,B3に、Steve Gibsonがそれ以外の曲に参加しています、A1のスライドプレイやA3のメロウなプレイ、A5のドライブサウンドなど本作のギター面での主役はGibsonかもしれません。名前もかっこいいし！
なお、Gibsonは次作に、Dean Parksは次々作にも参加しています。（次々作にはLukatherも参加しています）

本作は名盤であるにもかかわらずバブルの狂乱の中でスノッブな男たちに悪用されたため正当な評価が得られず、
大変残念でございます。従いまして、クールポコに叱ってもらうこととしました。

※以下はフィクションです。

こんばんは、レッドカーペットの時間です。司会の今田耕司です。（以下：今田）
フジテレビアナウンサーの娘の真麻です。（以下：娘の真麻）
今田：今日は海外からシンガーソングライターのBill Labounty(以下:BL)さんとギタリストのDean　Parks（以下:DP）さんをお招きして、Billさんの日本での大ヒットアルバム「This Night Won't Last Forever」をネタに、クールポコと一緒に悔しい思いをぶつけてもらいます。
娘の真麻：私もこのアルバム大好きですー（1曲目を1回しか聞いてないけど）。楽しみですねー（棒）
今田：それではまず、クールポコに見本を見せてもらいましょう。よろしくお願いします。

小野：どんな男がいるんだ？
せんちゃん：音楽好きでもないのにこのCD買って女性にモテようとした男がいたんですよ！
小野：なぁ〜にぃ〜！？やっちまったなあ～！
せんちゃん：男は黙って
小野：B.B.King！
せんちゃん：男は黙って
小野：B.B.King！

せんちゃん：でも周りの男たちもみんな同じことをやってたので相手にされず、すぐブックオフで売っちゃった男がいたんですよ！
小野：なぁ〜にぃ〜！？やっちまったなあ～！
せんちゃん：男は黙って
小野：カラス除け！　※注：畑や民家の軒先でＣＤ吊るしてピカピカさせるやつです
せんちゃん：男は黙って
小野：カラス除け！

今田：はい、大変いい見本でした。
娘の真麻：私の周りにもこんな男たくさんいましたよ～（中身のない奴ばかり！）。今田さんもやったんじゃないですか？
今田；やるかい！（本当はやったけど！）
　　　では、続いて歌っているBillさんにやってもらいましょう。Billさん、よろしくお願いします。


小野：どんな男がいるんだ？
BL：ボクノれこーど、じゃけっとヲカッテニサシカエテハツバイスルニホンノれこーどカイシャノオトコガイタンデスヨ！
　　（僕のレコード、ジャケットを勝手に差し替えて発売する日本のレコード会社の男がいたんですよ！）
　　　※注：４枚目は、日本では、オリジナルの落ち武者面　→　プールでたゆたう男女　に差し替えられています。ひどい！）
小野：なぁ〜にぃ〜！？やっちまったなあ～！
せんちゃん：男は黙って
BL：オチムシャへあー（落ち武者ヘアー）
せんちゃん：男は黙って
BL：オチムシャへあー（落ち武者ヘアー）
今田：ありがとうございました。ジャケット差し替えの術、流行りましたね～。
娘の真麻：でも、私、落ち武者ジャケットだったら買いませんよ！オシャレじゃないもん！
今田：（凍りつくBLをなだめるように）Billさんの餅つきも力が入ってましたね～
BL：ボクノあるばむハツバイトオナジデ、タマニシカナイカラチカラガハイルンダ（涙目）！
　　（僕のアルバム発売と同じでたまにしか無いから力が入るんだ（涙目）！
今田：（静まりかえるその場をごまかすように）では、次は、ギターを弾いてくれたDean Parksさんにやってもらいましょう！


小野：どんな男がいるんだ？
DP:せっしょんぎたりすとナノニ、そろあるばむダシタリ、ウタッタリスルオトコガイタンデスヨ！
　（セッションギタリストなのにソロアルバム出したり、歌ったりする男がいたんですよ！
　※注：B4とB5に参加しているRitenourとRPJを指しているものと思われます）
小野：なぁ〜にぃ〜！？やっちまったなあ～！
せんちゃん：男は黙って
DP：ばっきんぐ！（バッキング！）
せんちゃん：男は黙って
DP：ばっきんぐ！（バッキング！）
松木さん：そうだそうだ！そのとおりだ！おめえら（誰をさしているのでしょうか？わかりません）弾きすぎだ！ふざけんな！
今田：ありがとうございました。Parksさんの杵使いも無駄な動きがなくて職人っぽいですね！
DP:アア、ボクハ、るかさークントハチガッテ、ヨケイナふれーずハヒカナイカラネ！
　（ああ、僕は、ルカサー君（誰をさしているのでしょうか？わかりません）とは違って余計なフレーズは弾かないからね！
松木さん：そうだそうだ！そのとおりだ！おめえら（誰をさしているのでしょうか？わかりません）弾きすぎだ！ふざけんな！
会場のパギャルたち：（なんのことか全くわからずドン引き）つまんなーい、スギちゃんかキンタロー。は出ないの？

という感じです。私の妄想に基づくフィクションです。時代考証もめちゃくちゃですみません。ファンの方もすみません。

そして私の番です。

小野：どんな男がいるんだ？
せんちゃん：人間性やギターの腕を磨かずに木ばっかり磨いている男がいたんですよ！
小野：なぁ〜にぃ〜！？やっちまったなあ～！
せんちゃん：男は黙って
私：銘木キーホルダー買ってください。
せんちゃん：男は黙って
私：銘木キーホルダー買ってください。女性の方も買って下さい。　
※注：ここは悪ふざけ、冗談、フィクションではなく本当にマジです（すみません、真剣すぎて小泉進次郎構文になってしまいました。）

最後は宣伝でもっとすみません。メルカリでDomon@guitarというショップ名で銘木キーホルダーを出品しています。
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Emotional度	♡♡♡♡
Bluesy度	♡♡♡
Mellow度	♡♡♡♡
酒のお供度	♡♡♡♡♡
クールポコに叱って欲しい男がいる度	♡♡♡♡♡