Charlie Brown / Why Is Everybody Always Pickin’ On Me? (1973) – Cornell Dupree
![](https://session-guitarist.net/wp-content/uploads/2022/01/Why-Is.jpg)
スヌーピーもウッドストックもビックリの熱いサクソフォーンです。
1. Back On The Track 2. The Long And Winding Road 3. Love The One Your With 4. C.C. Rider 5. What Happened To Yesterday? 6. (Funky) Sunny 7. I Wanna Be Where You Are Soul JazzのSax奏者Charile Brownの'73年の唯一のリーダー作品です。マイナーレーベルからのリリースながら、若き日のGordon Edwards, Gerry Jemmott(B)、Ralph MacDonald(Per)、Bernard Purdie(Ds)、Richard Tee(Org)など、豪華なバックです。Burnerd Purdieのソロに参加していたぐらいの認識しかなかったのですが、なぜか2018年にCDが復刻され、Dupreeの名前を発見し、またジャケット実にいい顔をしているので1000円ということもあり購入しました。なぜみんなはいつも俺を選ぶのか?という自信満々なタイトルなのですが、Charlie Brown、ネットなどで調べてもあまり情報がなく、スヌーピーで有名なPeanutsの男の子や、Coastersの曲ぐらいしか出て来ず、一体何者なのかという感じです。 しかし、こういういい顔のジャケットはサイズの大きいアナログ盤で欲しいところですが、未だ見かけたことがありません。CD復刻しても誰も手放さないのですかね?あるいは元々プレス数が少ない?
<ギターの聴きどころ>
いきなりソウルフルなサックスのサウンドが飛び込んできて、紹介のナレーションの後は更に激しさを増します。この曲のギターはTeeのオルガンに隠れて地味ですが、DupreeでもButlerでもないでしょう。 Beatlesの2では、イントロから硬質なサウンドをかます右がDupreeと思います。曲が進んでも、慟哭のサクソフォーンに応えるようにねちっこいフレーズで絡んでいきます。Arethaもfillmoreでカバーした3(ここでもギターはDupreeです)でも、手慣れたバッキングです。Teeのゴスペル風味のオルガンがいい味を出しています。なぜか後半Purdieのドラムソロも入ります。その後のダチーチーチーチに比べ、まだダチーチぐらいです。 トラディショナルの4でも、フィンガーボードの上を自由に動き回るようなバッキングを聴かせます。特にパターン化せずフリーなプレイです。 5の巧みに複音を重ねていくプレイはButlerでしょうか 6の左のバイオリン奏法を多用するプレイはButlerかとも思いましたが、ソロのフレーズからDupreeでしょう。右がButlerと思います。元祖の前でこれだけやっちゃうとは! 7は、右のカッティングはMichael Jacksonのオリジナルの雰囲気を残しているものの、メロディはおませでやんちゃなマイケルの声と比べて、酸いも甘いも噛み分けた大人の味わいのサクソフォーンで全く違う曲に聴こえます。ギターソロも渋いです。 リーダー作がこの1枚しか無いのですが、時々は選ばれお声がかかったようで地味に活動を続け、94年のPurdieの日本のライブにも参加しています。(ギターはMelvin Sparksです)
Emotional度 | ♡♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡ 昨日は吟醸酒でしたが、これはバーボンでしょうか? |
リンク