David Garfield And Friends – Tribute To Jeff (1997) – David T. Walker, Larry Carlton

なんと豪華なメンバー!Carltonのプレイが光ります。

 1. E Minor Shuffle 
 2. Let's Stay Together(Steve Lukather、David T. Walker、Michael Landau)
 3. Twenty-one Drum Salute 
 4. Lowdown(David Williams、Paul Jackson Jr.)
 5. If Six Was Nine(Eddie Van Halen、Michael Landau )
 6. Bag's Groove(Denny Dias)
 7. My Heart Wants To Know(Jay Graydon、Michael Landau )
 8. It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry(Fred Tackett、Eddie Van Halen、Paul Barrere)
 9. Babylon Sisters(Michael Landau)
10. Stuffy(Larry Carlton )
11. Jeff's Strut(Larry Carlton )
12. Big Bone(Steve Lukather)
13.Long Time No Groove



Jeff Porcaroの'97年の追悼盤です。突然の死が'92年、その4年後の94年4月〜8月間にキーボーディストのDavid Garfieldを中心として、親交の深かったミュージシャンが集まり、4か月かけてレコーディングされました。。厚いブックレットに参加ミュージシャンの写真、そして個別曲のクレジットがありますが、ドラマー21人はじめ、ヴォーカルも各楽器のプレイヤーも、その顔ぶれはすごいの一言です。(一応ギターのブログなので、ギタリストを曲の後ろにカッコ書きしました。
Jeff Porcaroは、中高の友人がTOTOファンで、1~4枚目を借りて聴き、Rosannaのシャッフルなどをカッコいいと思いながら聴いていましたが、中学生の時に図書館で聴いたCarltonのソロアルバムもRoom335はじめJeffであることを知り、Bozとのプレイなどその当時からお気に入りのドラマーの一人となりました。弊ブログで紹介した作品の中でもCarlton,Robben絡みなどで、数多く参加しています。(日本人では葛城ユキさんも)
本作も各種音楽雑誌で大々的に取り上げられ、David T.やCarltonの参加もあり、日本盤を新品で購入しました。
トリビュート盤なのでjeff自身のプレイは聴けませんが、達人たちの歌と演奏はジャンルの壁を越えてJeffへの敬愛に溢れていて聞き応え十分です。(個人的には曲や参加ミュージシャンによって好き嫌いありましたが)


<ギターの聴きどころ>

まずはDavid T.の参加する大好きな2です。オリジナルの特徴的なドラムよりシンプルにまとめられたビートの上でPaulette Browne、Michael McDonald、David Packの3人が熱く歌いますが、圧巻はやはりMichael McDonaldです。ヴォーカルが主役のためかギターの音は大きくありませんが、David T.の左での個性的なプレイは音量以上の存在感を醸し出しています。右のLandauもWahなど使いつつ、出しゃばらない的確なサポートです。センターがLukatherとの記載ありますが、自分には聞こえませんでした。果たして真相は?(下に続く)
次に、Carlton参加の10と11を聴きます。10はRichard Teeに捧げられたという1分半の小作ですが、Gaddのドラムが素晴らしい!
Carltonは控えめにシングルミュートでのバッキングです。しかし続く11では、GaddとAbeの作る絶妙なGrooveに乗ってCarltonのギターが大活躍です。メカニカルにも聴こえるリフのフレーズをサックスとユニゾンし、ソロではピッキングとフィンガリングの完璧なコントロールを効かせた流れるようなフレーズに、いつもより激しいビブラートを散りばめて高らかに歌い上げています。自分にとっての本作のベストトラックです。
Bozの4はインストで、二人のリズムギター達人のコンビネーションが見事です。
ジミヘンの5はEddie Van HalenとMichael LandauのツインギターがRockファンには堪らないのでしょうが、自分には激しすぎました。(Eddieのプレイはちゃんと聴いたのは本作が初めてです)
古いJazzの6はこのアルバム中異色に感じましたが、子供の頃Miles Davisのバージョンを聴いていたとのことです。
Jeffが叩くことをイメージして作られたAORっぽい曲ですが、GraydonとLandauが流石の職人バッキングを聴かせます。
Bob Dylanの8も意外な選曲と人選でした。自分はやはりサウンドもフレーズもRock系ギターはダメっぽいです。右のストラトサウンドはいいけど。
Steely Danの9、ドラムはオリジナル通りPurdieです。
12のギターは盟友Lukatherですけど、やはり自分にはToo Muchです。Carltonに弾いてほしかった!

(続き)以下は2に関する私の妄想です。
Lukather:(仕上がった曲を聴いて)Garfieldさん、俺のギター全然聴こえないんだけど!Jeffのためにあんなに気合い入れて弾いたのに!このままでは、Eddieに負けちゃうよ!
Garfield:ごめんごめん、ちょっと僕のイメージと合わなくてね!(本当はMichalel McDonaldさんに「ギターうるせ〜〜〜(ビブラート)、カットしろ〜〜〜(ビブラート)」って、ソウルフルなシャウトで圧かけられたんだよね・・・・ブックレットの印刷も終わってたんだけど・・・Lukather君はOtis Tributeでも空気読まずにギンギンに弾いてDavid T.さんを困らせてたみたいだからなあ・・・)その代わり、12では思う存分弾いていいからさ!(本当はCarltonさんに弾いてほしかったんだけど・・・)
Lukather: OK!!!弾きまくるぜ!
後日
Garfield:ちょっと訳ありで12はLukather君に弾いてもらうことにしました。せっかくお声がけしたのにすみません・・・
Carlton: いいよいいよ、気にしないで!LukatherはJeffとずっと一緒だったからね!その方がJeffも喜ぶよ!俺は11でも弾かせてもらったから!
Garfield:本当にすみません・・・(Carltonさんがいい人で助かった!)

めでたしめでたし。

キャラ設定含めフィクションですので、Lukatherファンの方、怒らないでください。









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お酒のお供度♡♡♡♡  

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