Dee Dee Bridgewater – Just Family (1983) – David T. Walker

2曲だけの参加ですが、A2の甘さも熱さもあるプレイ聴いてください。

A1. Just Family
 2. Maybe Today
 3. Children Are The Spirit (Of The World)
 4. Sorry Seems To Be The Hardest Word
 
 
B1. Sweet Rain
 2. Open Up Your Eyes
 3. Night Moves
 4. Thank The Day
 5. Melody Maker

 
 
 

Dee Dee Bridgewaterの'78年の作品です。Stanley Clarkeのプロデュースとアレンジで、バックの豪華なミュージシャンも彼の人脈と思われます。(David T.は、知りうる限りStanley Clarkとの共演はこの盤以前にはないので、Dee Deeの前作にも参加していたことからD彼女のリクエストにより客演したのかもしれません)
本作も、音楽誌でDavid T.参加の名作として紹介されていて探しており、たまに見かけるのですが良い値段で手が届かずにいました。'98年に初めてCD化されたようで、その影響で少し値が下がったものを新宿UnionのSoul&Blues館で手に入れました。
ジャケットの写真から、アフリカ的なサウンドを想像していましたが、 AORやPopsのカバー曲も含んでいて、当時はやりつつあったFusionの要素を取り入れたSoulです。(Dee Deeのレコード、Jazz館にもSoul館にも置いてあるところがジャンルをまたがった内容であることを端的に表していると思います。逆にコアなJazzファンからもSoulファンからも敬遠される理由もそこにあるのだと思います)
オーディオ的にも音質が良く、聴いていて気持ちがいいサウンドです。
80年代後半から、Jazzに回帰した作品を多数リリースしているようですので、これから聴いてみたいと思います。





<ギターの聴きどころ>

David T.はA2とB4に参加しています。
A2,ヴォーカルと同時に、硬めのサウンドながら紛れもないDavid T.のフレーズが入ってきます。コードとテロリロのオブリを交えたバッキングでDee Deeのヴォーカルに寄り添い(二人だけなので鮮明に聴こえます)、2コーラス目からリズム隊が入ってきた後はコードをピアノと分担できることもあって、オブリの比率が高まり、後半には高音部での強いピッキングによる粘っこく、熱いプレイ聴くことができます。しかし音がトレブリー!アンプを使わず、卓に直挿しなのでしょうか?
もう1曲のB4もスロウですが、ドラマティック(大袈裟?)なイントロに続いてヴォーカルが入ります。
David T.は、左から控えめな音量で要所要所にコードプレイやオブリを入れる程度です。ドラムもベースも弾きすぎ(叩きすぎ)なので
全体のバランス的にはちょうど良い感じなんでしょう。
他の曲では、Stanley Cklark一派のRaymond Gomezがギターです。個性やインパクトではDavid T.に及びませんが曲に合った器用なプレイをしています。
とにかく、A2を聴いてください。











Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ A2の後半、いつになく熱いです。 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 

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