Eric Tagg / Dreamwalkin’ (1982) – Lee Ritenour

Ritenourのオールマイティさ全開のメロウな名作

A1. No One There
 2. Marianne (I Was Only Joking)
 3. Promises Promises
 4. Dreamwalkin'
 5. In The Way

B1. A Bigger Love
 2. Crybaby
 3. Just Another Dream
 4. Marzipan
 5. Mãos De Afeto
 

 Eric Taggの'82年の日本企画作品です。Ritenourは、ギターだけではなく、サウンドプロデューサーとして、自身の人脈を活かしたメンバーとともに全面バックアップしています。Taggは、前年のRitenourの"Rit"にヴォーカルとして参加しており日本でのライブにも参加、絶賛されたことから本作のレコーディングにつながったようです。私がギターを買ったのは14歳の時ですが、見た目が美しいセミアコが欲しくて、市内にオープンしたばかりの新生堂ロックインでヤマハやグレコのミントコレクションなどのカタログをもらってきては毎日眺めていました。(授業中も勉強そっちのけでギターの絵を書いてました。)イバニーズのカタログにLR-10が載っていて、Ritenourモデルとのこと、はて?Ritenourとは?ギター雑誌にはCarltonと並んで多数載っていても聞いたことはなく、レコードを買うほどの経済力もなく、市立図書館で探したらRitが置いてあって早速聴きました(当時は、図書館に視聴覚室があり、1日二枚まで備え付けのプレイヤーとヘッドフォンでレコードが聴けたのです。Carltonのソロもここで初めて聴きました)フュージョンといいつつ、歌物が多いじゃないか、高中の方が断然いいよなどと思いつつも、通い詰めて聞くうちにだんだん良さがわかってきて、特にIs It You? の美メロと甘い美声が気に入り、誰が歌っている?ということでTaggを知りました。2年ほど後、FM誌をチェックしていたら、NHK-FMでギタリストのプロデュースした作品というテーマで本作が紹介されることを知り、タイマー録音したテープを聴いたらA1と2が流れ、哀愁のあるメロデイを一発で虜になりました。急いでレコード屋に向かったところ、すでに在庫なしとのこと、意気消沈してそのお金で何か借りようかとレンタル屋に向かったら2軒あるうちの1軒に置いてありました!。ジャケットも渋い、帯にも変なキャッチコピーが書かれていない!借りようとしたら、仲良くしていた店員のお姉さんに誰も借りないので譲ってやると言われ、中古とはいえ、5分の1の値段で入手できました。神様・仏様、店員のお姉様、ありがとうございます。

<ギターの聴きどころ>

その頃からすでにCarlton派だったのですが、そんなことは関係ない、ここはTaggの美声を聴こうじゃないか、ということで早速針を落とします。安いテープに録ったものより断然音がいい!そして、全曲美声・美メロ!繰り返し何度も聞きました。
その後、大人になって(なったのか?)冷静に聴くと、Ritenourのオールマイティさが遺憾無く発揮された一枚であると感じました
A1では、コンプ+フェイザーのカッティング、Rockぽいディストーションソロをマイナー調のメロディーにうまく絡めています。
切ないメロディのA2では、ディレイを駆使したシングルトーンにこの曲だけストラトによるカッティングを効果的に加え、ヴォーカルをScottのソロを盛り立てています。
タイトル曲のA4では、コーラスのエフェクトを効果的に使用したアルペジオと浮遊感のあるオブリ、ハモニーが美しいです。
哀愁漂うB1では、多彩なサウンド、プレイを駆使したバッキングのみならず、Taggのシャウトを引き継いでの泣きのギターソロが聴けます。
B2では、ボトルネックを駆使したスライドプレイも披露しています。
爽やかなA3,A5, B3,B4でも美メロと美声をサポートするバッキングが流石です。
ラストのB5も美しい!
自分にとっては、本当に思い出深い一枚です。この頃から、美メロ、美声(プラス美女)が好きだったのです。
今回も思い出話ばかりですみません・・・・一発屋かも知れませんが、名盤なので是非聴いてください。(Erik Tagg 名義のRandez-Vousも美メロです)

Ritenour先生、プロデューサー、メロディメイカー、セッションプレイヤーとして超優秀です。LPも全部持ってます。にもかかわらずなぜあまり深くはまらなかったか?ここでメインで紹介している5人と比べ、なんでも出来る優等生なので個性とひたむきさがあまり感じられなかったのです。(Blues Feelingも・・・)
聴き直すと、また捉え方が変わるかも知れません。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡ その頃は飲んでません(ちょっとしか)

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