Ralph MacDonald / Universal Rhythm (1984) – Eric Gale

A1. In The Name Of Love
 2. Theme From - "The Outcasts" (Another Time, Another Place)
 3. Universal Rhythm

B1. Tradewinds
 2. Playpen
 3. (It's) The Game
 4. Park Plaza

 

Ralph MacDonaldの84年の作品です。No1 パーカッショニストとしてだけではなく、コンポーザー、プロデューサーとしても卓越しており、Grover Washinton Jr.、Roberta Flack、渡辺貞夫さんなどの作品を手掛けており、数々の名作を生み出しています。ソロ作としては4作目に当たり、前3作が自身のパーカッションを前面に出したフュージョン的な作品であるのに対し、本作では先の二人も取り上げたA1(Vo.Bill Withers)に加え、B1(Vo.Yogi Lee)の美メロ2曲が入っていて、甘党にはこの盤をお勧めします。Winelight. と同じ気心が知れているバックの演奏も余裕がありつつ、Groove感にあふれています。

<ギターの聴きどころ>

A1は、ほぼGrover Washinton Jrのバージョンと同じアレンジ(使い回し疑惑?)ですが、主役がBill Withersのヴォーカルに変わっていて、また違う味わいがあります。ミュートの単音が印象的です。ソロはRandy Breckerです。
A2では、シンプルなコードカッティングながらのGrooveを作っています。スティールドラムはRalph自身かと思ったらRobert Greenidgeという別の人でした。
A3では、ミュート気味のカッティング主体ですが、ブリッジ部分で印象的なリフが繰り返されます。
スロウのB1では、情緒たっぷりのダブルストップによるイントロから、ヴォーカルが入ってからも自在な、単音・ヴァイオリン奏法・コード、など曲に合わせて自在なバッキングを聴かせてくれます。スロウでのGaleの歌伴は、本当に素晴らしいです。
Galeは、Ralphの1〜3作にも参加していてどの作品でも的確なサポートをしています。
亡くなった後など、Gale不在のRalphの作品を聞くと、なんとなく物足りなさを感じてしまいます。


Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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