Jazz For Japan (2011) – David T. Walker

2024年3月11日 2024年3月11日

domon@guitar

一日も早い震災からの復興と被災うされた方々の安らかな生活を祈ります。

CD1
  1. Maiden Voyage
  2. Sugar
  3. So What
  4. Sophisticated Lady
  5. Footprints
  6. Work Song

 
CD2
  1. What A Wonderful World
  2. Mr. PC
  3. Body & Soul
  4. Cold Duck Time
  5. Watermelon Man
  6. Invitation
  7. Cantaloupe Island
  8. I'm Glad There Is You

 


 
東日本大震災から13年が過ぎました。本作は、悲惨な被災状況に心を痛めた西海岸を中心としたJazzミュージシャンが震災発生後わずか数日後にL.A.のCapital スタジオに集結し、被災者支援の為に制作された作品です。スタンダードを中心にJazzファンなら誰でも知っている有名曲を新たにレコーディング、達人達の演奏には被災者への気遣いと日本への愛情、復興への願いが込められています。
収益の一部は赤十字を通じて被災地の復興支援に役立てられるとのこと、私の故郷も被災地の一つで少しでも役に立てればと早速購入しました。
多くの死傷者や行方不明者を出した未曾有の大災害、今だに10万人以上の避難生活を送っており、先の能登半島地震ともども、1日も早い復興と被災地の皆様の安らかな生活を心より祈念します。

＜ギターの聴きどころ＞

David T.は CD1の2とCD2の1の2曲に参加しています。Stanly Turrentineのカバーの1の２ではイントロからタメの効いたフレーズを響かせ、Everette Harpのテーマに続いてソロを取ります、この頃はもうカラザースになっておりEMGの硬めのサウンドながら、いつもより粘っこいプレイです。エンディングでも再び登場、いつものフレーズで締めます。
サッチモの2の1、ここではコードにオブリを絡めたバッキングで、控えめなプレイながらお得意のテロリロやところどころのユニゾンでClarence McDonaldのテーマやソロに彩りを添えています。
他の曲のギターでは、1-5でPaul Jackson Jr.が、2-5でRitenourが参加しています。
他にも名曲・名演揃い、今でもAmazonなどで購入できるようですので、Jazzファンの方々ぜひ聴いてください。