Hank Crawford & Jimmy McGriff – On The Blue Side (1990) – Jimmy Ponder

フルアコの芳醇な音色にとろけます。

A1. Any Day Now
 2. Jimmy's Groove
 3. The Glory Of Love
 4. You're The One


B1. Tuff
 2. Jumpin' With Symphony Sid
 3. Gee Baby, Ain't I Good To You
 4. Hank's Groove
 

 
 
Hank Crawford & Jimmy McGriffの双頭ユニットの90年作です。このコンビでバックのメンバーを変えながら何枚もリーダーアルバムを出しています。本作のメンバーはVance James(Ds)と大好きなJimmy Ponder (G)です。ベースはオルガンのペダルです。内容は、タイトル通りBluesyなJazzです。(というより、この二人だとどの作品もBluesyなのですが。)90年といえば日本国内ではレコードはほとんどCDに取って代わられていて絶滅寸前でしたが、さすがUSA、アナログも並行して出ていたようで、95年頃に茶水のUnionで中古で買いました。1,000円ぐらいだったと思います。この頃、Ponderのレコード集めに夢中になっており、Unionだけではなく立川や国分寺の珍屋でも数枚見つけて嬉々として聴き入っていました。本作も裏ジャケに名前を発見、しかもHank Crawford、Any Day NowとGee Baby〜 もやっている!早速レジに向かいました。

<ギターの聴きどころ>

A1,柔らかいギターのイントロから入ります。よく歌うサックスのバックに回ってのコード、オクターブ多用のテーマ、ソロもソフトなサウンドです。太い弦を張っていると思われ、上がり切らないチョーキングがいい味を出しています。
4ビートスィングのA2,リズムに乗ってのコードバッキングもスインギーなソロも見事です。
スロウのA3,イントロ、テーマともタメを効かせた歌心に溢れたプレイです。オクターブプレイはじめ太く甘いトーン、これぞJazzギターという感じでとろけます。
シャッフルBluesのA4、やはりタメたソロプレイです。低音源での箱鳴り、太さが際立ちます。バックで唸っているのはどなた様?(右から聴こえてきます)
3連係のスロウのB1では二人のソロ椅子とのバックでのシンプルな2拍4拍の刻みです。
スインギーでアップのB2でもアウトフレーズも挟みながらJazzyなプレイを聴かせます。歌心と卓越したテクニックを併せ持つことがわかります。
そして、涙、涙のB3ですが、Crawfordの泣き節を巧みにフォローし、引き継いだソロでも美しい音色で少ない音数ながら歌い上げます。この曲はホトケさんがCrazy Boogie Nightで佐山さんや塩次さんとやっているのを聴いて好きになり、色々な人のバージョンを集めましたが、本作のヴァージョンもお気に入りの一つです。
SanbornとGaleの組み合わせだったらクドすぎるかもしれないので、このぐらいが腹八分目でいいかもしれません。
ラストもスインギーですが、必要な音を的確に選び出してバッキングしており、ソロも必要以上に弾きすぎないところも魅力です。(Benson先生やIvan Jones先生まで行くと疲れます)
Ponder、何よりSuper400はじめフルアコの芳醇かつアコースティックな音色を素直に聴かせてくれるところが素晴らしく、音色だけで幸せな気持ちになります。同じフルアコ使いのGaleやWah Wah Watsonとのサウンドの違い!!
70年代〜80年代の一部の曲では、フェイザーを使ったりもしていますが、リーダー作(以前にクリスマス企画ものを取り上げました)、参加作含め、どの作品でも美しいサウンドが聴けます。もっとメジャーになっても良かったと思うのですが、名前の通り地味な人だったのでしょうか?是非聴いてみて下さい。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡♡

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