Jimmy Johnson / Bar Room Preacher (1983)
大好きなアルバムで何度も聴きました。安らかにお休みください。
A1. You Don't Know What Love Is 2. Little By Little 3. When My First Wife Quit Me 4. Chicken Heads 5. I Have The Same Old Blues B1. Cold, Cold Feeling 2. Happy Home 3. Heap See 4. Missing Link Jimmy Johnsonが亡くなったというニュースがTwitterから入りました。御年93歳。Bluesmanとしては御長命で、大往生かと存じます。B.B.やOtis Rushと並ぶ大好きなBluesmanで、上京直後にこのLPを渋谷の芽瑠璃堂で買って以来、もうどれだけ聴いたかわかりません。恐れ多くも、学生時代にはバンドでA1やB1をカバーしたりもしました。(若気の至りで、当然ヴォーカルもギターも真似できるものではありませんでした・・・)ハイトーンなヴォーカル、16も多用したモダーンなアレンジ、マイナーキーと1音半チョーキングを多用する泣きのギター、独特のスタイルで、One & Onlyな存在でした。'90年のOtis Rushの日本ツアーにバンドの一員として(あるいはJohnsonのバンドがRushのバックを務めたのかもしれません)参加し、前座的に数曲やっていました。池袋に行った気がします。愛用の335(60年代初期と思います。トグルスイッチの上にバランサーボリュームを増設していると思われます)のバックに滑り止めなのかバックル傷よけなのでしょうか、黒いゴム?カバーをつけていたのが印象的でした。(赤ちゃんのだっこ紐のようで、少し間抜けに見えました。すみません。)Blues界の名セッションギタリストで、職人的なギターを弾く人としての印象を持っています。(Rushは何度も見ましたが200%の大当たりと、30%ぐらいしかないハズレのプレイが予測がつかず、ハラハラさせられるのとは対称的です。 '75年にもRushのバックで来日したそうですが、Soulもどきを演った、ということで、コアなBluesファンからは批判があったようです。思うに、Funkyな16ビートのノリやm9の響きなどの新たな試みが一徹なBluesファンには受け入れられなかったものと推察します。
<ギターの聴きどころ>
Fenton RobinsonのマイナーブルースをさらにFunkyにカバーしたA1はとにかくカッコいいです。Junior WellsのA2もモダンに生まれ関わっています。そしてB1のマイナースロウ、Albert KingやRushに匹敵する泣きのプレイです。(前作のJohnson's Whacksにも、録音は粗いながらA2,B2などマイナーブルースでスリリングな泣きのプレイが聞ける曲があります。B1ではTake fiveまでやっています!) 過去のスタイルにとらわれず、新たな取り組みにチャレンジし続けたギタリストだと思います。 一昨年にはなんと91歳でアルバムを発表したとの情報がありますので、こちらも探して聴きます!
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡♡ |
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