L.J. Reynolds / Lovin’ Man (1984) -David T. Walker

熱いバラードにとろけるギター

A1. Lovin' Man
 2. Don't Give Up On Us
 3. Don't Let Nobody Hold You Down
 4. Don't Worry
B1. Touch Down
 2. Love Take 2
 3. Weigh All The Facts
 4. Love Me All Over
The Dramaticsのバリトンリードの3作目のソロです。自分の中では、The Dells のMarvin.Jrと1、2を争う大好きなシンガーです。(前任のWee Geeも好きなのですが荒すぎて・・・)囁くような優しい歌い方から豪快なシャウトまで抜群の声量とコントロールで、アップにもスロウにも表情豊かなエモーショナルなボーカルを聴かせてくれます。いつものように新宿UnionのBlues&Soul館でレコードを漁っていたらこの盤があり、裏ジャケを見たら2曲目にDavid T. の名前が!その他の曲ではCharles Fearingがリズムギター、1500円!買う!時代のせいもありますが、Dramatics時代よりもかなりモダンな音作りの中、いつにもまして迫力のあるボーカルが炸裂しています。他のソロも、The Dramaticsも名盤揃いですので、是非聴いてください。それにしても、最近はこういうダイナミックなシャウト系のソウルシンガーがいないですね・・自分が聴いたのはOmar Chandler が最後です。(それでも30年前・・・・)ここ10年ぐらいは、新規開拓もしていないので、いいシンガーがいたら紹介してください。

<聴きどころ>

David T. の参加は、A2. 一曲だけで、ソロもないですが、とろけるような美しいバッキングです。イントロから、あのテロリロリロリロが聴こえてきて、そこに囁くようなL.J.のボーカルが絡んできます。1曲を通して、美しいメロディに甘いフレイズで寄り添っていて、惹きこまれます。5分弱の曲がとても短く感じられます。この1曲だけでも十分満足です。もちろん他の曲もアップ、スロウとも全て佳曲で、聞き応え十分です。Charles Fearingのキレのあるリズムギターも冴えています。しかし、David T. は、1枚に1曲だけ参加、というLPがたくさんあり、それが名演だったりするのでコレクター泣かせではあります・・・

Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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