LeVert / Bloodline (1986) – David T. Walker

David T.のメロウなプレイとパーカッシブなプレイの両方が聴けます。

A1. (Pop, Pop, Pop, Pop) Goes My Mind
 2. Fascination 
 3. Pose
 4. I Start You Up, You Turn Me On

 
 
B1. Kiss And Make Up
 2. Let's Go Out Tonight
 3. Grip
 4. Looking For Love
 


Levertの'86年の作品です。The O'Jaysのリーダー、Eddie LeVertの息子のGeraldとSean兄弟とMark Gordonの3人で結成され、84年にデビュー、本作が2枚目(メジャーデビューの1枚目)に当たります。ほとんどの曲をGelaldが作曲、父親譲りの豪快でありながら表現力豊かなヴォーカルと時代の先端の音を取り入れたアレンジで完成度の高い作品を作り上げ、以降多くのヒットを放ちました。
自分が初めて聴いたのは、Soulのガイドブックに載っていたGeraldのソロ作”Private Line"で、90年代の頭に、そこから遡って本作はじめグループのレコードを集めました。ヒットして枚数が出ていたことと、既にCDの時代になっていたので、どれもUnionでワンコインで購入できました。Geraldがまだ痩せていたことにもびっくりしました。
本作は、まさかのDavid T.Walkerの参加があり(裏ジャケのクレジットに記載されています)電子化されたバックにDavid T.のあまりにもヒューマンなギターが合うのか疑問に思いながらも楽しみにしつつ家路を急ぎました。

<ギターの聴きどころ>

David T.はA1とA3の2曲に参加しています。
コーラスから始まり、哀感漂うムードでウィスパー気味のGeraldのヴォーカルが始まります。突如として左からDavid T.のギターが入ってきました。いつもよりトレブルを抑えた甘い音で、上がり切らないチョーキングを交えた小刻みなシングルトーンやダブルストップをヴォーカルの盛り上がりに合わせて緩急を効かせながら寄り添うように重ねていきます。不安であった電子音との組み合わせも全く違和感がありませんでした。(生ドラム、ベースで聴いてみたいという思いはありますが)
A3は、一転してアップチューンで,機械のドラムとベースが重量感を演出する中、David T.は左右のギターのコンビネーションのうち右を担当し、左のCraig T. Cooperのカッティングに呼応するようにスライド音を中心にパーカシッブなプレイです。合間に挟むシングルトーンのオブリもセクシーです。この曲も機械音との組み合わせ、不自然さはなく、格好のスパイスとして効果を出しています。
他の曲のギターは、Craig T. Cooperなどが機械音のリズムとマッチする現代的(その当時の)なバッキングサウンドが主ですが、B1、B2でのRob Cunningham(後にも先にも本作以外で聞いたことがありません)が垣間見せるヒューマンなプレイも注目です。
この後、グループ、ソロ、Keith SweatとJohnny Gillとのユニット(豪華!)で数々の名作を生み出したGerald、06年に40歳で急死してしまいました。早すぎる死が残念ですが、彼の作った美しい楽曲と情熱的なヴォーカル、大事に聴き続けたいと思います。




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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