Chris Cain / So Many Miles (2010) – Larry Carlton

RobbenとCarton参加のモダーンなBluesです。主役はB.B.のヴォーカル+Albert Kingのギターを彷彿とさせます

 1. So Many Miles
 2. Tomorrow's Gonna Be A Better Day
 3. Late Night Jungle Dreams
 4. Down At Dinos
 5. Interplanetary Jam
 6. Good Time Barry
 7. Golden Boy
 8. While The City Sleeps
 9. East Football Fingerprints
10. Something Just Won't Let Me Turn Around







Chris Cainの'10年の作品です。アメリカ西海岸を拠点に活動するミュージシャン(ギター&ヴォーカル)で、87年のデビュー以降、本作まで10枚ほどのアルバムをリリースしています。軸足はBluesにあると思うのですが、JazzやRockぽいプレイも得意としており、同じ西海岸のRobben Fordとの共通性が語られることが多いようです。出音は違いますが、自分はDuke Robillardとの共通性を感じます。
自分は、90年代以降の新作のBluesをほとんど聴いていませんでした(興味はあったのですが、他のレコード集めに夢中で、聴く時間とCDを買う経済的な余力がなかったためです)が、定期的にチェックしていたBlues&Soul Records(ほとんど立ち読みですみませんでした・・)に本作の紹介があり、なんとRobben Fordが自身のバンドを引き連れてバックを務めている、Carltonもゲスト参加しているとのこと、ジャケットも味がある、その時、初めて見た名前ではありましたが、早速新宿Unionに向かい購入しました。

<ギターの聴きどころ>

お目当ての一人、Carltonは9にゲスト参加しています。右がChris Cainで左がCarltonです。
味わい深いオルガンに導かれ、二人のテーマのユニゾンでスタートします。二人とも似たようなナチュラルドライブトーンですが、プレイは両者のタメとツッコミが交差し微妙な揺らぎがあります。(結構Carltonが食い気味で入っています)Chrisの熱いソロに続いて、バックが抑え気味になったところでCarltonのソロが始まります。90年代まではほとんど使わなかったリアピックアップと思われる硬質な音で、ヴォリュームを絞ってややドライブを抑えたサウンドで、ピッキングやフィンガリングのニュアンスを活かしたフレーズから入ります。バックと共に盛り上がりながらサウンドもドライブを増していき、ハイポジション多用のフレーズも熱を帯びていきます。チョーキングとピッキングコントロールを活かした歌心では1枚も2枚も上手でしょうか?(美味しい場面を自分で作って、得意技に持ち込みズルい気もします!)二人の熱い語らいの後、静かに幕を閉じます。
本作はいわゆる3連系の曲やスロウはなく(2がかろうじてシャッフルです)、8や16を基調としたモダンなものですが、バリエーションに富んだRobbenのバッキング(左です。流石のうまさです)もあって、B.B.を思わせるCHrisのDeepなヴォーカルにはマッチしています。Albert Kingの影響を感じさせるギター(1音半チョーキングやビブラート、2など、モロAlbertです。)は淀みなくフレーズが溢れ出てきて、たっぷり聴くことができますが、空間(休符)を感じさせず、一本調子なところもあるので続けて聴くにはToo Muchな気もしました。自分の年のせいかもしれません。(RobbenのBluesですらお腹いっぱいになる時があります。Cartonの"Renegade Gentleman"も!)
他の作品含め、なかなか店頭で見かえることがありませんが、この手のBluesが好きな方は是非聴いてみてください。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡   
お酒のお供度♡♡♡♡

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