Maracaibo / Maracaibo (1980) – 松木恒秀

自分には難解でした。残念!

A1. Mucarabu
 2. American Tango


B1. Spring 80
 2. Maracaibo Cornpone





ドラマーのジョージ大塚さんのコンボのMaracaiboの'80年の作品です。'78年のMaracaibo Cornpone(ギターはJohn Abercrombie と増尾好秋さんです)のコンセプトを発展させるべく、松木さんなど当時の日本の俊英とコンテンポラリー・バンドとして結成し、Weather ReportのMiroslav Vitous (b)や、パーカッショニストのNana Vasconcelos (vo,per)をゲストに招いて録音されました。
90年代の半ばにUnionで中古盤を購入しました。ジョージ大塚さんのことも本作のことも、松木さん以外の他の参加者のこともわかっておりませんでしたが、当時は松木さんに夢中で、参加作を手当たり次第集めていた時期で、裏ジャケに名前と写真(当たり前ですが若い!)を発見して、帯もなくジャケットもボロいにも関わらず3800円という値段に悩みつつレジに向かった記憶があります。


<ギターの聴きどころ>

大枚(でもないけど)をはたいた分、期待も大きく、早速針を下しました。
軽快なパーカッションによるラテンのリズムでA1が始まりました。松木さんとラテン?と戸惑いながら聴いていると、左からガットの音が聴こえます。続いて、ドライブサウンドがサックスと絡みます。中間部ではサンタナばりのロングトーンも交えたドライブソロが入り、確かに松木さんのプレイなのですが、ちょっと期待していたものとは・・・・という印象でした。
続くA2も爽快感を感じさせつつも、左からヴァイオリン奏法などが入ってきた後に、キメなど変化する曲調の中でドライブサウンドに転じ、いつもの松木さんのプレイを待っているうちに12分が過ぎてしまいました。
B面こそは、と思いつつひっくり返すと幻想的なムードの中、サックスとベースが絡みながらスタートしました。スロウなら松木さんの渋いオブリも、と期待しながら聴き続けましたが、右から小音量のドライブサウンドでサックスのテーマにユニゾンするのが微かに聴こえる程度でした。
前作のタイトルと同じ曲名のラストのB2に望みをつなぎます。プリミティブさを感じさせる長いイントロでは、左から小音量のシングルトーンによるリフで、メインに入ると小気味よいキレのあるカッティングに転じます。中盤以降のテンポダウンから再度メインのリズムに戻ると同時にフェイザートーンによる松木さんのソロが始まります。流れるようなやや「らしくない」入りですが、進むにつれタメを聴かせ、チョーキングやダブルストップを交えた松木節に変わっていきます。惜しむらくはエフェクトが強過ぎてフィンガリングやピッキングのニュアンスが埋もれてしまっていることです。
本作は、サックスやベース、そしてジョージ大塚さんのドラムはたっぷり聴ける反面、ギターに絞っていえば控えめで、松木さんのプレイも引き出しの多さは感じられるものの、空間を活かして情感たっぷりに歌う期待したプレイが少なかったことに少し物足りなさを感じました。
Playersの一部の曲もそうなんですが、難解なものやテクニカルなもの、変化が激しいものは単純で直感的なものを好む自分には良さがわからないようです。(Weather Report、Return To Forever、John McLaughlinやLarry Coyellも苦手です。) 





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡  
酒のお供度♡♡♡

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