Maxine Nightingale / Night Life (1977) – Larry Carlton

Carlton、Ritenour、Graydon揃い踏みです。

A1. Will You Be My Lover
 2. You Are Everything
 3. Love Hit Me
 4. You
 5. Get It Up For Love
 
 
B1. Didn't I (Blow Your Mind This Time)
 2. Love Or Let Me Be Lonely
 3. I Wonder Who's Waiting Up For You Tonight
 4. How Much Love
 5. Right Now

 
 
 


Maxine Nightingaleの'77年の作品です。UKのシンガーで、スマッシュヒットとなった前作の”Right Back Where We Started From”に続くセカンドとなります。前作のヒットを受けて売り出しに力が入ったのか、本作ではLAを中心に一線級のセッションミュージシャンを集め、A2やB1のカバーも含めてレコーディングされています。
上京直後に渋谷の中古レコード店で購入しました。記憶が曖昧なのですが、振り出しは、ChickenshackのBet'cha By Golly Wow → オリジナルのThe Stylisticsのベスト盤買った → Your Everything始め曲が良かった → 本作A2でカバー、しかもLAのセッションギタリスト御三家のCarlton,Ritenour,Graydonが入っていてなおかつ高くなかった → 誰だかわからないけどとりあえず買った、のだと思います。'77年というFusionギター全盛の前夜、LAのセッションギタリスト御三家の参加は思ったより地味でしたが、曲の良さと熱すぎないヴォーカルが気に入り、繰り返し聴いた一枚です。


<ギターの聴きどころ>

個別曲のクレジットはなく、三人ともなんでも器用にこなす達人たち(ギターもこの頃は3人ともメインは335です)なので特定が難しいとこところもあります。フレーズやエフェクトの使用などサウンドで判断しましたが、違っていたらすみません。(Carltonはギターマガジン8月号のインタビューでカメレオンになってなんでもプレイしなければいけなかった、と語っていました。個性を発揮するところと求められる通りにプレイすることを両立させていたと思われます。)
ピアノで始まるA1、テンポチェンジ後、左から聴こえるドライブサウンドによるリフ、オブリがよく歌っています。 これはCarltonでしょう。右のバッキングは?
A2、右のコーラスサウンドはRitenourでしょうか?左のアコギは?
A3はかなりエフェクトの強いサウンドでの右からカッティングです。Ritenourでしょうか?
ゆったりとしたGrooveが美しいA4,右はフロントピックアップをセレクトしブリッジ付近でピッキングするサウンド、ダブルストップのオブリ多用のバッキングのフレーズからCarltonと思います。左のコーラスサウンドはRitenourでしょうか?
A5はオートワウからスタート(これはRitenour?)、その後左右でのシャープなカッティングのコンビネーションに移行しますがこれはCarlton?
DelfonicsのB1、イントロと、右のよく歌うドライブサウンドはCartonでしょう。左のコーラスサウンドはRitenour?なお、この曲、オリジナルや、David T.のソロやChuck Raineyとの双頭ユニットより先に聴いています。
アップのB2,左はコンプ+フェイザーでRitenourと思いますが、左のキレのいい(フレーズはRay Parker Jr.ぽい)カッティング、みんな得意ですがCarlton?
B4もスタッカーととテヌートを使い分けるカッティングです。コンプで整えてる感じがするのでRitenour?
B5は、アレンジもCarltonで、右のドライブサウンド、左のカッティングともCarltonでしょうか?
Jay Graydonの出番がわかりませんでした。すみません・・・・
なお、Carltonは次作のLove Linesにも2曲参加しています(ギターのメインはRay Parker Jr)。こちらもぜひ聴いてみてください。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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