Nikki Giovanni / The Way I Feel (1975) – Cornell Dupree

詩の朗読ですが、バックでDupreeのプレイが鮮明に聴こえます。

A1. The Way I Feel
 2. Seduction / Kidnap Poem
 3. Just A NY Poem
 4. Butterflies / I Remember
 5. Luxury / Poem
 6. My House

B1. The Women Gather
 2. The Life I Led
 3. When I Die
 4. Revolutionary Dreams
 5. Winter Poem
 6. A Certain Peace / When I Nap
 7. Poem For A Lady Whose Voice I Like




Nikki Giovanniの'75年の作品です。Nikki Giovanniは、詩人・作家・教育者・活動家など、さまざまな顔を持つ人のようで、本作は後のStuffのメンバーを核としたバックの演奏(作曲はArif Mardin)に乗せて、Nikkiが自作の詩を朗読するという何とも不思議な作品です。
本作も裏ジャケを見て、Dupreeの名前を見つけて購入しました。(決して安くなかったと記憶します)Nikkiが何者か知らず、ソウルシンガーなのだろうと勝手に想像、期待していましたが、なかなかヴォーカルが入らないなあと思いつつ、ほとんど歌がないままLP1枚聴き終えてしまい???でした。後にネット情報でNikkiの人物像と本作の詳細を知り、納得した次第です。
Mellow Rapの走り?






<ギターの聴きどころ>

前述の通り、ヴォーカルはありません。(Cissy Houstonなどのコーラスは入ります)。しかし、それ故に、バックの演奏はヴォーカルに埋もれることなく鮮明に聴こえます。Dupreeのプレイもロングソロはありませんが、左右に重ねられたバッキング、オブリ、はっきり聴きとることができるので、コピーの題材にぴったりです。
FunkyなA1から始まり、やはりFunkyなB7で終わります(どちらも達人たちのプレイ、抜群のGrooveを感じさせます。)が、それ以外は全てスロウ、Mellowな曲ばかりで、どの曲でもDupreeの味わい深さが際立ちます。曲の良さやプレイの多彩さの面では、先に取り上げたSoul Guitar Master Worksよりもより聴きごたえがあると思います。いつの間にかCDにもなっていたようですので、Dupreeファンの方、是非聴いてください。

Emotional度♡♡♡♡ 淡々としているようで熱いです 
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡   
酒のお供度♡♡♡♡ 

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