Pretty Purdie And The Playboys / Stand By Me (1971) – Cornell Dupree

 若きテクニシャンたちの味わい深いプレイです。

 1. Stand By Me
 2. Modern Jive
 3. Spanish Harlem
 4. Artificialness
 5. Never Can Say Goodbye
 6. Whatcha See Is Whatcha Get
 7. It's Too Late
 8. Funky Mozart
 9. You've Got A Friend



Bernard PurdieとHarold Wheeler率いるThe Playboysの71’年の作品です。 King Pinsの同朋のChuck Rainey (B)も参加しています。内容は当時のヒット曲のカバー中心で、鉄壁のリズム隊に加えてホーンセクションも充実しており、プラスDupreeのギターです。
アナログ盤、たびたび見かけたのですが目ん玉飛び出るお値段で、とてもレコード1枚に払える値段ではないと泣く泣く見送っておりました。2017年に日本でCD(1000円+消費税)が再発しましたので、歓喜して購入しました。
若いテクニシャンの集まり、一体どんなサウンドを聴かせてくれるのでしょうか?永らく買えなかったこともあって期待が高まります。

ところで、PurdieなぜPrettyなのでしょうか?色々調べましたが、有力な学説はありませんでした。
 推測1.  顔がPretty  → あまりそうは思いません。King CurtisやDupree,Raineyと比べればありうる?
 推測2.  プレイがPretty → もっとそう思いません。
 推測3.  性格がPretty → これはあるかも?
 推測4.  プリクラが好き → これもあるかも?
知っている方教えてください。


<ギターの聴きどころ>


ギターは、Dupreeと、Billy Nicholsという人です。Purdieの他の作品にも参加していますが、それ以外で聴いたことがありません。
どうやら制作側の人のようです。

1曲目、Ben E.の超有名ヒット曲ですが、原曲同様、スカスカのバックでスタートします。Birdieの歌は真面目で、Raineyのベースだけが好き勝手に遊んでいる感じです。ギターも2拍4拍の刻みも弾いたり弾かなかったりです。二回り目でようやくリズムが乗ってきたところで、右の刻みに加え、左のオブリが入ってきます。こっちがDupreeでしょう。右もDupreeの重ね?
Purdie とTeeの合作の2、とてもMellowです。左のエフェクトサウンドと刻みがDupreeでしょうか?タイトに音を切る右のカッティングも見事です。
またしてもBen.Eのカバー3、昭和の昼のAMラジオのBGMのように聞こえてしまいましたが、よく聴くと二本のギターのコンビネーションや、各楽器の役割分担がよく計算されています。これは右のシンコペーションのあるカッティングがDupreeでしょうか?
Gil Scott-Heronのヴォーカルをフューチャーした4、裏でリズムを刻む左がDupreeでしょう。カッティングの合間にダブルストップのオブリを挟み、ソロではチョーキングやビブラートを効果的に交えたタメのあるDupree節で本領発揮します。ソロの途中で F.O.してしまい残念です。
のちにDavid T.もカバーするJackson5の5、これも左のフリーなプレイがDupreeでしょう。適当に弾いているようで、曲にマッチしたフレーズです。
Dramaticsの6でのリズム隊・ホーン隊・コーラスが一丸となったGroove、かっこいいの一言です。ついつい、原曲でのWee Geeの熱唱が思い浮かんでしまいます。これもDupreeは左でしょうか?右のワウのソロ、急にソロを弾けと言われて戸惑い感満載のスタートですが、徐々にノってきています。エンディング付近で左もソロに入りますが、やはりF.O.してしまいます。
Carole Kingの7も左右のコンビネーションですが、この曲はどちらもDupreeに聞こえます。エンディングに向けてDupreeの熱いソロが聴けます。
8.はなんちゃってDiscoのようで??ですが、数年後の流行の先取りだったのでしょうか?この曲では左の曲の強いソロやオブリがDupree
でしょう。
多くのカバーがあるCarole Kingの9、なんとテーマをDupreeの軽くも粘っこいプレイで奏でています。呼ばれても、すぐに駆けつけるというよりは寄り道しているフレーズと、すっ飛ばして近道していくところを組み合わせたようなフレーズを組み合わせています。こんな友達も悪くないかもしれません。この曲も後半盛り上がります。
長く待った甲斐あり(ケチで買わなかっただけですが)、大変充実した内容でした。ただ、有名曲を題材とした丁々発止のインタープレイを想像していたのですが、リラックスした雰囲気の中、歌心と遊び心に溢れたプリティな大人の演奏でいい意味で読みが外れました。ジャケットもかっこいいので、LP盤欲しいのですが、値段が下がるどころか店頭で見なくなりました。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡         

歌物を揃えました

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