The Four Tops / Main Street People (1973) – David T. Walker, Larry Carlton

3曲でのメロウなバッキングが聴きどころです。

A1. Main Street People (Intro)
 2. I Just Can't Get You Out Of My Mind
 3. t Won't Be The First Time
 4. Sweet Understanding Love
 5. Am I My Brother's Keeper
 6. Are You Man Enough

 
B1. Whenever There's Blue
 2. Too Little, Too Late
 3. Peace Of Mind
 4. One Woman Man
 5. Main Street People
 


 
The Four Topsの'73年の作品です。 Four TopsはMotownで数々のヒット曲を生み出したグループで、本作はDunhill(ABC)レーベル移籍後の2枚目にあたり、前作同様にPaul HumphreyやWilton Felderなど西海岸のセッションミュージシャンを招いてレコーディングされています。Dunhillの時期はプロデューサーが白人であることあって華美なアレンジなどポップな傾向があり、コアなソウルファンからはあまり人気がない時期である一方、リードのLevi Stubbsの哭くような(吐き捨てるような?)ヴォーカルは健在で、熱さを薄なっていません
癖の強いリードは好き嫌いが分かれるれるかもしれませんが私はどの時代の作品も気に入っており、値段が折り合えばLPをその都度買っており、その中の1枚です。'00円ごろで確か1000円ぐらいだったと思います。活動期間が長いため、未だコンプできておりません



<ギターの聴きどころ>

裏ジャケにはクレジットはありませんので、参加ミュージシャンを意識せずに購入しました。しかし、インナーには個別曲の歌詞に続いてクレジットがあり、CarltonとDavid T.の名前が書かれています。嬉しいサプライズです。早速聴きます。
車の音、コーラスに続いて、チョーキングやダブルストップのメロウなオブリが入ります。ダブルストップの音づかいなどかなりDavid T.の影響を感じますがこれはCarlronのプレイと思います。
続くA2の右、コードにオブリを組み合わせたバッキングで、これもCarltonでしょうか?
スロウのA3、左はフェイザーの強いサウンド、右はシンプルな2拍4拍の刻みです。左がCarlton?
A5も左右のコンビネーションですが、コードを基本としつつヴァリエーションを加えている左がCartonと思います。
David T.が全然出てこないと思いながら聴いていると、B4で、エレピのイントロ、右のワウに続いてようやく左からそれとわかるプレイが聴こえてきました。低音部でのシングルトーンや、コードにトリルを絡めたテロリロフレーズなどDavid T.ならではのニュアンス表現に溢れたプレイです。David T.の参加はこの1曲のみのようです。
リプライズとなるタイトル曲のB5、A1と同様のフレーズが今度は左に移ってプレイされます。Joni MitchellMinnie Ripertonで聴かれるようなハーモニー感を活かしたダブルストップが印象的です。
ギタリストは他にBen BenayとFour TopsのバックバンドのリーダーでありサウンドディレクターのJoe Smithがクレジットされています。正直なところ、A1,B5のCarlton,B4のDavid T. 以外は特定が難しいのですが、ギター的にはこの3曲のメロウなバッキングだけでも充分な気がします。
Dunhill(ABC)レーベルの他のアルバムにもCarltonやDavid T.が参加していますので、合わせて聴いてみてください。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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