The Jazz Funk Masters Featuring Louis Johnson / Mo’ (Better) Funk (1993) – 山岸潤史

Thunder Thumbs と日本のミュージシャンのMotownセッション

1. I Heard It Through The Grapevine (Gladys Knight & Pips)
2. ABC (The Jackson5)
3. The Bells (The Originals)
4. (Ain't Nothing Like) The Real Thing (Marvin Gaye & Tammi Terrell)
5. Going To A Go-Go (Smokey Robinson And The Miracles )
6. You Keep Me Hanging On (The Supremes)
7. I Was Made To Love Her (Stevie Wonder)
8. Still Water (Love) (The Four tops)
 

Thunder ThumbsことLouis Johnsonと、山岸さん、沼澤尚さん(Dr)、片山広明さん・松田靖弘さん(SAX)、国府輝幸さん(Key)、八尋知洋さん(Per)、村上こうようさん(Tb)からなる日本のミュージシャンとのセッションによるMotownの有名曲(オリジナルを曲名の後にカッコ書きしました)カバーです。ライナーノーツによれば、'93年のLouis Johnsonの来日時に急遽レコーディングされたらしく、日本に来て初めて曲目を聴き、3日でレコーディングされたそうですが、即席感を感じさせない演奏です。これらの曲目はこの方々にはもはや共通語のようなもので、知っていて当たり前、演奏できて当たり前なのでしょうか? 本作はJames jamerson へのトリビュート的な意味合いもあるとのですが、Louis Johonsonは、真似て引くようなことはもちろんなく、原曲のイメージを大事にしつつもトレードマークのスラップを交えて自分流に解釈したプレイをしています。Brothers JohnsonやQuincy Jones関連で聴いていましたが、本作は全曲インストでのセッションであり、沼澤さんとのコンビネーションによるGrooveは見事で、たっぷりと聴くことができます。

<ギターの聴きどころ>

山岸さんのギターも、カッティング、ディストーションソロ、クリーントーンでのMellowなソロ、たっぷり聴くことができます。
1.はお馴染みのイントロからシャープなカッティングに移行し、エンディング近くでは細かくリズムを刻みます。ポップな2.では単音カッティングからスタート、サビのメロディをサックスとユニゾンで弾き、ディストーションソロまで飛び出します。(山岸さんも自分流に解釈していますが、自分は激しい歪みは苦手なもので・・・) 続く3.はMellowなクリーントーンでネバっこくメロディーを辿り、熱いアドリブを聴かせます。Louisがスロウでも間にスラップを挟みますが、違和感なく聞こえるのは流石です。4.ではホーンズが主役で、比較的シンプルなバッキングでサポートします。5.はスラップに呼応するようにワンコードのリズムを刻み、中盤ではまたもやErnie Isleyばりのディストーションソロが!その後の左右にオーバーダブしたカッティングソロも見事です。6.はフェイザーを強くかけたカッティングで、70年代頭の雰囲気を狙ったのでしょうか?ソロはフロントピックアップでの甘いドライブソロです。7.では、ハーフトーンでの細かい三連を交えた弾むようなソロを聴かせます。ラストを飾る8.ではオブリにソロにタメための美しいプレイで締めくくります。使用ギターはストラトとES347でしょうか?全体的に、フレーズもギターのサウンドも、山岸さんの器用さ、引き出しの多さ、押し出しの強さを感じますが、個人的な感想としては、ギンギンのドライブソロは、本作ではちょっと違和感が・・・というところです。あくまで好みの問題ではありますが・・・あるいは年のせいかも?昔は大好きだった二郎ラーメンが最近はつらくなって来たようなものでしょうか?

Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ ちょっとお腹いっぱいになるかもです

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