The Originals – Down To Love Town (1977) – Ray Parker Jr.

豪快なヴォーカルをバックアップする個性的なリズムギターです。

A1. Hurry Up And Wait
 2. Down To Love Town
 3. You Are A Blessing To Me


 
B1. Call On Your Six Million Dollar Man
 2. Mother Nature's Best
 3. Sunrise
 4. Been Decided

 


 
The Originalsの'77年の作品です。’66年に結成、バリトンのFreddie Gormanを核としたヴォーカルグループで、本作はMotownでの9枚目のLPとなります。グループでセルフプロデュースした曲と、Michael B. Suttonに委ねた曲の組み合わせで、バックは西海岸の精鋭を集めて録音されています。発売当時はDisco全盛、本作もA面のアップ3曲など、リズムを強調した作りとなっていますが、James GadsonとJames Jamerson Jr.の重量感あるGrooveは、Van McCoyなどのライト路線とは一線を画した骨太感を感じます。(Van McCoyもGaddとGordon Edwardsのリズム隊であるにも拘らずあんなに軽くなるのはなぜ?)
本作も、豪華なミュージシャンを見ての裏ジャケ買いで、初めて買ったOriginalsのLPです。90年代の半ば、1500円ぐらいだったかと思います。バックの演奏はもちろんですが、豪快なFreddie Gormanのヴォーカルにも痺れました。これ以前のMotown作品、これ以降のFantasyでの2枚もどれも素晴らしいSoul盤です。

<ギターの聴きどころ>

多くのギタリストが参加していますが、本作での立役者はRay Parker Jr.と思います。A1とB2以外にクレジットされていますが、明らかに参加しているのは、A2,A3,B1と思います。
Discoチャートのトップに立ったA2では、右から特徴的なペケぺケプレイがイントロやブリッジに登場します。(ベーシックなバッキングは左のシングルノートやコードカッティングが主導します。誰かは特定できませんがこのプレイもGroovyです)なお、この曲のみドラムはJeff Porcaroです。
A3でもフェイザーをかけつつも、コードとシングルノートを組み合わせた独特なプレイでGrooveを作ります。
ドラムのイントロが印象的なB1、この曲も右がRPと思います。(効果音担当のWah Wah Watsonと比べると)比較的まともな?カッティングプレイかなと思っていたら、後半、ユニークなオブリを突っ込んできました!
David T.の名前もあり期待していたのですが、判ったのはB4の右のFunkyなカッティング(というよりオブリ?)だけでした。(スロウのB3でのオブリもメロウですがDavid T.ではないと思います。)
なお、RPは、前作・前々作にも参加しています。併せて聴いてみてください。







Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡