Yuji Ohno & His Project / Proof Of The Man [人間の証明] (1977) – 松木恒秀

すでに熟練したギターは達人の証明!

A1. Opening
 2. A Key To The Mystery
 3. Happy Feeling
 4. Ballade Of Lament
 5. Car Chase
 6. Coffee House At Dawn

B1. Get Up All The People
 2. Fantasia
 3. Reminiscences Of Kirizumi
 4. Scorch To Kirizumi
 5. The Main Theme From "Proof Of The Man"
 6. The Way To The SPA Of Kirizumi
 7. Instrumental Theme From "Proof Of The Man" 
1977年の角川映画のサントラです。当時は小学生だったため、リアルタイムで映画は見ていませんが、TVでの宣伝で西条八十の詩である決め台詞と、ジョー山中による主題歌が印象的でなんとなく耳に残っていました。その後、20年近い時を経て、松木さんを知ってからジャケ買いでこの盤を手に入れました(かなり安かった記憶があります)。ピアニストの大野雄二さんと達人たちの演奏はグルーブに溢れ、時代の先を行っており、全く古臭さを感じませんでした。大野さんをきちんと聴いたのはこの盤が初めてですが、ルパン三世や、野生の証明などもやっていたことを知り、懐かしい思いに駆られ、柄にもなくサントラのコーナーを探し回って手に入れました。(あの頃はまだ高くありませんでした)。しかし、この盤は、貸した友人が音信不通になってしまってOhio Playersなど他の数枚のLPと共に帰って来ず、「僕のあのLPどこへ行ったんでせうね」となったため、後年、ほぼ10倍の値段で買い直しました。(S君、万が一これを読んだとしても、全て買い直したので返さなくていいです。)ちなみに、思っている世界が壊れる気がして映画は見てません。原作も読んでません。

<聴きどころ>

この盤も松木さんのギターがふんだんに聴ける数少ないLPです。ギターは、石間さんと杉本さんが入ってますが、メインは松木さんです。この頃はES350だと思いますが、スロウでのバイオリン奏法やタメのあるソロ、アップでの重いカッティング(Wah Wah Watson のような効果音的なカッティングも松木さんでしょうか)、小技の効いたオブリ、歌心のあるプレイが曲の随所に散りばめられています。私はどちらかと言えば甘党なので、やはりA6.B5,(ジョー山中のボーカルも素晴らしいです)B7.(B5.のインストバージョンです。Jake H.ConceptionのSaxも泣いてます)のスロウでの歌うようなプレイを繰り返し聴いてしまいます。自分でもコピーしようとするのですが、音数が少ない分、タイミングやダイナミクスが難しく、タメもメリハリもないただの下手くそなギターになってしまいます。(泣)

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡       

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