大橋節夫/ ワン・メロー・ナイト (1980) – 松木恒秀

なんともメローな大人の音楽です。

A1. 青い星
 2. サヨナラと云わないで
 3. 星のかけら
 4. 思いがけない貴方
 5. 嫁ぐ日の君に

B1. グッバイ・ホノルル
 2. しばらく
 3. なぎさ
 4. あの星はママの星
 5. 幸せはここに
 

大橋節夫さんの'80年作です。大橋節夫?誰それ?という方も多いと思います。私も本作を手に入れるまでは名前しか知りませんでした。調べたところによると、日本のハワイアンの草分けのようで、歌だけでなくハワイアンスチールの名手でもあるようです。ハワイアン?常磐ハワイアンセンターは子供の頃連れていってもらい、スパリゾートハワイアンに改名した後には、子供を連れて行きましたが、ハワイには行ったことがなく、ハワイアンミュージックも巻伸二のウクレレぐらいしか聴いたことはありませんでしたが・・・・
約20年ほど前でしょうか、新宿Unionでライフワークとなっていた安レコ漁りをしていたところ、100均エサ箱の中に、木目マニア泣かせの木の温もりのあるなんとも味わい深いジャケットを発見しました。(Boogieのハードウッドキャビネットが何台も作れそう!単板じゃないけど)しかも、字が何も書いてない・・・ついつい手に取り裏を見たところ松木さん、杉本さん、直居さんの名前が!他にもポンタさん、大仏さんなど豪華メンバー!あの頃は貧乏だったけど(今もだけど)100円ぐらいは持ってるぜ!ということで速攻レジに。100円のため検盤できませんがいいですか?という店員の声も上の空に、家路を急ぎました。

<ギターの聴きどころ>

封を開け、中身を見たら帯が外してあり、タイトルは、ワン・メロー・ナイト、どんな甘い世界が広がっているのか期待たっぷりに針を下ろしました。
1曲め、直居さんのオクターブ奏法とストリングスから始まります。タイトルに違わぬメローなジャズギターとメロー歌声、テンポが変わるところでは、Groove感のあるカッティングも聴けます。
A2もスロウで、ストリングスが美しいです。松木さんは時々ハーモナイズドチョーキングやダブルストップを交えつつも、控え目にバッキングしています。
A3もスロウ。杉本さんがコードやオブリなど形に捉われない多彩でメローなバッキングを聴かせます。
A4はロッカバラード風で、直居さんが刻みます。
A5もスロウ、とうとうハープ(ブルースハープではなく竪琴の方です)までお出ましです。松木さんの単音ミュートの間に時折挟むダブルストップが味わい深いです。
B1は、唯一リズムのある曲で、杉本さんのワウカッティングが印象的です。(意外に合ってます)
B2は枯葉を思わせるイントロで、シャンソン風の曲調に杉本さんの自在なプレイが映えます。
Bluesyなホーンが印象的なB3では、松木さんのコード刻みがJazzyです。物悲しげに始まる
B4は、松木さんのオブリがふんだんに聴けて、個人的には本作のベストです。
管や弦でムーディーに始まるB5では、後半、直居さんがドライブソロでドラマティックに盛り上げ、小さな幸せを確かめてメローな夜も幕を閉じます。
あまりハワイアンな感じはしませんでした。静かな夜に、灯りを落として飲むのに最適です。(よく眠れます)しかし、その後、店頭で見かけたことはありません。見つけたら、ぜひ買ってください。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしても喜ばれるでしょう。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ ちょっとメロウの質(とメローの表記)が違いましたが甘い世界です
酒のお供度♡♡♡♡

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