角松敏生 / All Is Vanity (1991) – Larry Carlton

2曲に参加、エフェクト濃すぎて残念ですがBluesyな名演です。

 1. 夜離(よが)れ 〜You're Leaving My Heart
 2. 夏回帰 〜Summer Days
 3. 海 〜The Sea
 4. この駅から… 〜Station
 5. ただ一度だけ 〜If Only Once
 6. All Is Vanity
 7. Up Town Girl
 8. Distance 
 9. 彷徨 〜Stray At Night
10. What Is Woman




角松敏生さんの'91年の作品です。通算9枚目にあたり、L.A.と東京で録音されています。(バックはアメリカと日本の一流どころを集めた豪華なメンバーです。これもWikiを参考に)20歳よりプロとして活動しており、今や日本のPops界(あえてJ-Popと言いません)の重鎮の一人かと思いますが、自分が聴き始めたのは、90年代の頭にDavid T.目当てで中古で入手した"Touch And Go"(参加は1曲のみでした)で、またしても不純な動機でした。その頃は柄にもなく自分も自作曲を打ち込んだりしていたので、サウンド面で参考にしようという意図(達郎さんや久保田利伸さんもそういう下心があって聴いていたのですが、今にして思えば身の程知らずで恐れ多いことでございます)もあり、"Before The Daylight"以前の中古のLP(CDではありません。当時はLPの方が中古市場でも明らかに安かった記憶があります)を数枚買って聴いていました。
ちょうどその頃、Carlton参加との宣伝文句を雑誌(確かAdLib)で発見し、めでたく新品購入と相成りました次第です。当然ながらもうこの頃にはLPはほぼ絶滅しており、不本意ながらCDで買いました。



<ギターの聴きどころ>

Carltonは1、3の2曲に参加しています。宣伝文句の割には正直少ないと思いつつ(他の曲苦手だったMichael Landauだし)早速聴きました。
グラスに氷と洋酒(Bourbon?)であろう酒を注ぐ音から始まりJoe Sampleのピアノから曲が始まる1、ちょっとSteely Danぽいなと思いつつ聴いているとピアノソロに続いてCarltonの流麗なサウンドが入ってきました。複雑にチェンジするコードの間を不自然さを感じさせず音を繋げていくプレイはさすがの一言です。セカンドソロは、右手によるハーモニクス奏法からスタートし、チョーキング、ロングトーンを中心としたよく歌うプレイにつながってフェイドアウトします。リバーブが強すぎて、微妙なニュアンス表現が薄れてしまったことが残念!
ミディアムスロウのA3は、切なさを感じさせる角松さんのヴォーカルに絡むようにチョーキングやシングルミュートのオブリを差し込んできます。エレピソロに入る前は、お得意のヴァイオリン奏法で盛り上げ、エンディングに向けては、空間を活かしたタメのあるフレーズでBluesyに泣き、歌います。Carltonのギター、いわゆるモノホンのBluesよりもポップな曲でBluesを感じます。惜しむらくはここでもリバーブが強すぎる!
6や9でのBuzzy FeitenやMichael Landouのプレイは、Emotionalなのですが、自分には少し激しすぎるように感じました(高1ぐらいまではこういうプレイもカッコいいと思っていたはずなのですが・・・)
角松さん自身が本格的なギタープレイヤー(Moonギターからシグネイチャーモデルも出ていた気がします)であり、どの作品でもギターに対するこだわりが強いように感じます。
なお、"Touch And Go"のスロウ「Good-Bye Love」のDavid T.のギターもソロはありませんが、ヴォーカルとの絡みが鳥肌ものです。
ぜひ買って聴いてみてください。

Emotional度♡♡♡♡ 2で後藤次利さんの熱いベースを久々に聴きました。
Bluesy度♡♡♡♡  Carltonのギター
Mellow度♡♡♡♡   
お酒のお供度♡♡♡♡ 飲むには、ちよっと歌詞が重い曲が多いかもです。 

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