Barbra Streisand – Guilty (1980) – Cornell Dupree

薄〜いプレイ、Dupree参加代表作として紹介してはいけないのでは?。

A1. Guilty
 2. Woman In Love
 3. Run Wild
 4. Promises
 5. The Love Inside

 
B1. What Kind Of Fool
 2. Life Story
 3. Never Give Up
 4. Make It Like A Memory

 


 
Barbra Streisand –の'80年の作品です。歌手・女優として幅広く活躍する中で、Bee GeesのBarry Gibbと共演した1枚です。Barry Gibbは、作曲、アレンジ、デュエットでの歌唱のみならず、なんとジャケットでもしっかりと抱き合う姿で写っており、名実ともに共作となっています。当時の大スターの組み合わせ、制作費もふんだんに使えたものと見え、演奏陣もStuffのメンバーやRirtenourなど、豪華な顔ぶれです。ジャケットや曲名からベタベタの甘さやエロティシズムを想像しましたが、曲は全てムーディーである一方、二人の声質のせいもあり、1枚通して聴いてみると意外とあっさりした印象を受けました。(同じ曲をロイクのコンビでデュエットだったらもっと濃くてエロい仕上がりになっていたかと思います。それも聴いてみたい気がします)
本作も、90年代の半ばにユニオンの安箱からゲットしました。Bee Geesは、小学生の時にラジオで聴いていて子供心に美しい曲だと思っていたことや、Dupreeがソロ作でカバーしていたこともあり、でCDプレイヤー購入後に中古のベスト盤を買い、割と気に入って聴いていました。本作はその延長線上として、ワンコインでもあり、軽い気持ちで購入しました。

<ギターの聴きどころ>

裏ジャケにも二つ折りの中ジャケにも二人の写真のみでクレジットはありませんでしたが、インナーに個別曲のクレジットが載っていました。なんと、A1.B3,B4にDupreeの名前がありました。George Terryなる人と一緒(B4はさらにPete Carrも参加)のようです。早速聴きます。
先に述べた感想の通り、意外にも爽やかなA1で始まりました。ギターは1曲を通して、左がシングルミュート主体、右が小音量で裏を主体とした控えめなカッティング主体です。
シャッフルのB3、左は少しだけドライブのかかったリフからスタートし、ヴォーカルが入るとカッティングとの組み合わせに移行します。右は耳をそばだてていないと聞こえない程度の小音量で、フリーにロングトーンやカッティングをプレイしています。中間部にはギターを模したようなシンセのソロ?が入ります。
ラストを飾るスロウのB4、盛り上がる辺りから右にドライブサウンドのリフが入り、その後4拍の刻みに移ります。中間部ではBluesロックのソロが入ります。Joe CocKerでもドライブサウンドを担当していたのでこれはPete Carrでしょうか?右は終わり間際のブラスのブリッジの後ろで、微〜かにカッティングが聴こえます。
上記3曲、音量的には左とセンターがメイン的な扱いですが、Dupreeのプレイには聴こえません。右が小音量ながら、独特のタイム感が感じられ、Dupreeと思います。本作、音楽雑誌などでは、Dupree参加作の一つとして掲載されることがありますが、実際には上記の通り「薄〜い」参加です。知名度は高い作品ではありますが、参加代表作としてはいけないと思います。
A4とB2にはRitenourの名前もありますが、こちらも「薄〜い」印象です。(すいません、もともとRotenourさんはDupreeほどの濃さはないのですが。)
従い、ギター面で期待すると肩透かしを食わされた感があります。Dupreeさん、クルセやCheryl Lynnなど結構「薄い」参加作あるので、クレジット買いの場合注意が必要です。私めは、ワンコインなので文句を言わず、大人の男女の音楽とし愛聴しています。



Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡
Dupreeはどこ?度?????

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