Booker T. Jones – The Runaway (1989) – David T. Walker,Larry Carlton,Phil Upchurch

A1. The Fox  (Chris Hayes)
 2. The Hitchhiker (Steve Lukather)
 3. The Cool Dude (Philip Upchurch)

B1. Sidewalk Baby (Larry Carlton)
 2. Never Gonna Leave Again (David T. Walker)
 3. The Runaway (Paul Jackson Jr.)
 4. Back Home (Paul Jackson Jr.)
 
 
Soul organの第一人者、Booker T. Jonesの'89年のアルバムです。(この頃日本では、新譜のリリースはCDオンリーでしたが海外ではまだまだアナログと並行だったようです。)Booker T. と言えば、The MG'sとのSTAXでの活動が有名ですが、解散後も数作ソロアルバムを出していて、本作は前作 I Want You から8年ぶりのリリースとなります。時代なのか、ドラムはBokker T. 自身による打ち込みでシンセも多用されています。では、単一ビートの機械的な内容かと言うと全くそんなことはなく、ベース、ギター、ホーンを腕利きが演奏していること、自身のハモンドB3で、ヒューマンな仕上がりになっています。(特にギターは、ギターファン向けに制作されたアルバムではないかと思われるほどフューチャーされています)購入したのは、90年代の後半だったかと思いますがあまり人気がなかったのでしょうか、状態も良かったのにも関わらず、破格の安さでした。みんなCDで買っていたせいでしょうか?

<ギターの聴きどころ>

各曲でフューチャーギタリストがいて(曲名の後ろにカッコ書きしました)、個性的なプレイをしています。A1.は、 Huey Lewis & The Newsのギタリストだそうです。A2.は バッキングがPaul Jackson Jr.、ソロがSteve Lukatherです。ギンギンのRockin'なディストーションギターは苦手なもので(フロイドローズなんぞを使われるともっと???です)、個人的にはBooker T.のサウンドと合うのかどうかわかりませんでした。同じ歪みでもサンタナぐらい甘く官能的であればいけるのですが・・・。あくまで個人の好みということで許してください。フェイバリットは やはりA3,B1,B2です。A3. では、Upchurchがバッキング、ソロともクリーントーンで無骨ながら味わいのあるプレイで、そこはかとない哀愁を漂わせながら、主役の Organを盛り立てます。音数はLukatherの半分以下ではないでしょうか?B1. は、Carltonがドライブサウンドを駆使して、ピッキングの強弱やスムースなフィンガリングでダイナミクスのあるフレーズを紡ぎます。この頃はValley Artsと思いますが、もう少し甘い音でも良かったかも?B2.は、David T.の一音でDavid T. と分かるサウンドとフレーズでスタートします。バッキングもソロも、時にMellowに時にpercussiveに、緩急をつけたプレイは圧倒的な存在感です。ディストーションギターライクなソロは、Booker T.によるギターシンセのようです。B3、B4では、Paul Jackson.jr が、いつものキレのいいリズムギターに加え、ディストーションのソロを披露しています。(これも好みの問題なのですが、特に、B3.のソロは少し違和感を感じます。後年のソロアルバムでのプレイのようにクリーントーンでも良かったのでは?)
なお、David T. は'74年のEvergreen,89年のOtis Redding TributeでもBooker T.と共演しています。(いずれも名盤です。特に後者は、二人の共同プロデュースで、様々なギタリストを招いてOtisの曲をカバーしていて、Otisファンも、ギターファンも楽しめる内容です。Upchurch と Lukatherも参加しています)

Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 

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