Hank Crawford / Tico Rico (1977) – Eric Gale

Gale大活躍のKUDOさです。

A1. Tico Rico
 2. Teach Me Tonight
 3. Lady Soul
 4. Lullaby Of Love

B1. I've Just Seen A Face
 2. Lament
 3. Funky Rooster
 



 
 
Hank Crawfordの'77年の作品です。KUDUからのリリースで、プロデューサーCreed Taylor,バックはGadd(Ds)やGary King(B),Dave Matthews (Key)などのCTIファミリーにBreker Brosも参加しています。KuduレーベルはCTI傘下のレーベルで
CrawfordやEsther Phillips,Grover Washington, Jr.そしてGaleのForecastなど、よりSoul色が強く、密度が濃い作品を輩出しています。(中身がクドイので KUDO(クド)が変化してKUDUになったのかと思いましたが、ウシ目の動物が語源のようです。(脂っこくて、とても草食動物からネーミングしたとは思えない・・・・)。御多分に洩れず本作もクドさMAXで、一部のCD評で書かれているようなFusion感やLight感、N.Y.感はワタクシめには感じられませんでした。(歌入りのA4ぐらいでしょうか?)
KUDUの作品はワタクシ的にはハズレがなく、本作もUnionのJazz館で裏ジャケを見て(もちろん表のタグに書かれた値段も見て)購入しました。確か800円ぐらいでした。ちなみに、Tico Ricoとはスペイン語でお金持ちという意味のようです。私はTico Ricoではないのでこの値段で買えてラッキーでした。



<ギターの聴きどころ>

Galeは全曲に参加しており、曲の濃度を著しく高めています。
GaddとGary Kingの作るリズムに重く切れるGaleのカッティングが左に重なり、テーマが入るスペースを作ります。主役のソロが始まると右の単音カッティングも重なり、さらには自身の粘っこいソロが重なります。(そしてこの部分の Gaddのドラムが一際Groovyです)
一転してムーディーなスロウのA2はイントロのフレーズ、ソロとも空間をうまく活用したフレーズでGaleの泣き節全開です。バッキングも美しい!
A3でも左右に多重録音されたバッキングにさらに二度に渡りソロを重ねます。本作の中では比較的軽快なメロディーですが、チョーキングやトレモロピッキングの連発で軽快さを感じさせないところもGaleの強烈な個性です。
Frank Floydなる人の歌が入るMellowなA4では、これでもかというぐらいフェイザーを強くかけたサウンドでバッキングしています。ナチュラルトーンの方が良かったのでは?
BeatlesカバーのB1(邦題:夢の人)でも左右に重ねたお得意のレゲエバッキング、ハイポジション中心のソロで曲を盛り上げます。原曲の爽やかなイメージがほとんど感じられないところが凄い!
タイトル通りのCrawfordの泣きが美しいB2でもコードやオブリなどフリーなバッキングの後、強めのローポジション、ハイポジション全てを駆使したディストーションサウンドで短いながら二度に渡りBluesyな嘆きのソロが入ります。
ラストはタイトル通りFunkyなナンバーで、やはり左右からリズムを重ねます。リズムが被らないように一人二役をこなすところが流石です。ソロも空間を活かしつつリズムに乗ったプレイです。
本作、Galeがソロにバッキングに大活躍で、まるでもう一人の主役のようです。ファンの方は、ぜひ聴いてください。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡  
酒のお供度♡♡♡♡  これも悪酔いしそうです
KUDO(ク度=クド!)♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

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