LaVern Baker / Woke Up This Mornin’ (1992) – Cornell Dupree

Dupreeファン必聴です。有名曲多いので聴き比べも!

 1. That's My Desire
 2. You've Got A Friend
 3. Body And Soul
 4. Woke Up This Mornin'
 5. Misty Blue
 6. Knock On Wood
 7. Trouble In Mind
 8. To Love Somebody
 9. Why Don't You Do Right?
10. Nobody Knows You When You're Down And Out
11. Rock Me Baby
12. You Don't Miss Your Water
13. I Can't Turn You Loose
14. Will You Love Me Tomorrow
15. Tennessee Waltz







LaVern Baker の'92年の作品です。LaVern Bakerは'50年代に活躍した女性R&Bシンガーで、Jazz、Bluesをミックスさせながら、肉感溢れるダイナミックな唱法で後のR&Rを先取りするような多くのヒット曲を放ちました。私生活の問題や病気から70年代以降80年代後半までレコーディングから遠ざかっていましたが、’88年のAtlanticレコード40周年パーティーの出席を機に音楽活動を再開、再び脚光を浴び、本作のリリースに繋がりました。
本作はBlues,Jazz,R&B,Popsまでヴァラエティに富んだ選曲で構成されており、往年の豪快な歌いっぷりに、年齢を重ねて(録音時の'91年には62歳)深まった感情表現が加えられたヴォーカルで全15曲を歌い上げています。
自分は本作購入までAtlanticからのLPを1枚聴いていただけですが、90年の半ばごろたまたま本作(中古盤)をUnionで手に取り、有名曲が多く含まれていることと値段の安さ(800円ぐらいだったと記憶します)から、他に目ぼしいレコードやCDがなかったこともあり手ぶらで帰るのも癪なので本作を買って帰りました。裏ジャケにはクレジットはなく、この後サプライズがあることは知りませんでした。



<ギターの聴きどころ>

帰って開けてびっくり、インナーにはDupreeの名前が載っています。PurdieやRaineyまで!
早速聴きます。
1曲目、Dupreeのギター聴こえません・・・・不安になります。
Carole Kingの超有名な2、続くJazzスタンダードの3で、ようやくDupreeのコードプレイやオブリが聴こえてきてホッとしました。
Bluesの4ではイントロでのDupree節に続き、Bluesバッキングやタメタメのロングソロが続き、今度は安堵から喜びに変わりました。
その後も、7,10,11などの古いBluesなどでのソロはじめ、1音半チョーキングやヴァイオリン奏法を取り混ぜたDupreeのレイドバックしたプレイを至る所で聴くことが出来ました。もちろんバッキングもいつものDupreeです。曲の良さ、ヴォーカルの旨さと併せて、大満足です。その後あまり見かけませんが、Dupreeファンの方、必聴です。
なお、13はGadd GangでDupree、2413はDavid T.、214は松木さん、15は山岸さん、11はSteve Cropper(珍しく火を吹くようなソロです)が別のアルバムでプレイしていますので聴き比べしてみてください。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡ 
お酒のお供度♡♡♡♡♡

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