Lou Rawls / Christmas Is The Time (1993) -David T. Walker
![](https://session-guitarist.net/wp-content/uploads/2022/12/Christmas-Is-The-Time-e1671405337633.jpg)
クリスマスソングでの幸せ度数の高いDavid T.のギター聴いてください!
1. Christmas Is The Time 2. God Rest Ye Merry Gentlemen 3. Silver Bells 4. The First Noel 5. Sleigh Ride 6. I'll Be Home For Christmas 7. O Holy Night 8. Joy To The World 9. Winter Wonderland 10. O Come All Ye Faithful 11. Have Yourself A Merry Little Christmas 12. The Christmas Song 13. Silent Night 14. We Wish You A Merry Christmas 15. Auld Lang Syne クリスマス便乗を続けます。 Lou Rawlsの'93年のクリスマスアルバムです。Capital傘下のManhattan Recordsからリリースされています。自作の1を除いては、トラディショナルなクリスマスソングが並んでいて馴染みの深いメロディをLouが独特の低音で歌い上げています。バックはDavid T.とバッキングヴォーカルのMaxi Anderson以外は知らない人ばかりでしたが、過不足のない演奏でLouを支えています。 本作も、AdlibかJazzlifeの新譜紹介で知り、元々クリスマスアルバム好きなことに加え、なんとDavid T.が全面参加とのことで、池袋のTowerで新譜を買いました。20代の自分のとってのクリスマスソングは、ユーミンや達郎さんではなく、本作やCarltonの"Christmas At My House"でした。その後もSoul,Jazz中心に色々クリスマスアルバム集めましたがChuck BrownやCharles Brownなどと共に、毎年聴く作品です。
<ギターの聴きどころ>
個別曲のクレジットはありませんが、David T.は6,7,9,11,15を除く大半の曲に参加しています。 唯一のオリジナルの1,アコギのアルペジオに乗ってLouの渋い低音で歌が始まります。途中から弦を撫でるようなサウンドが右からひっそりと入り、二番?からはオブリに変わり、引き続きのソロでメロウ度が一気に高まります。ラストはお得意のテロリロフレーズで締めます。この頃はもうByrdlandは休ませてArtexであり、アンプのセッティングもいつもより硬めの感があるのですが、優しく弾いているためかとろけるような甘さを感じさせます。 その後は、クリスマスの定番曲のオンパレードとなるのですが、 ・マイナー調の2での粘っこいプレイ ・スィングジャズの3での転がるようなプレイ ・スロウの4でのオクターブプレイとメロウバッキング ・20年ぐらい前のユニクロのCMが印象深い5での控えめなコードの刻み(ほとんど聞こえません) ・Groovyに生まれ変わった「諸人こぞりて」でのファンキーバッキングとメロウバッキングの使い分け ・古い讃美歌10でのメリハリのあるコードプレイとオブリ ・超有名な1はDupreeっぽいのですが、クレジットには名前ないのでこれもDavid T.? ・アコギとのコンビネーションが美しい「きよしこの夜」の12 ・クリスマス・キャロルの14でのスィンギーなプレイ など、聴きどころ満載です。 どの曲もLouの苦味と甘みを併せ持つヴォーカルと、David T.の幸せ度数の高いギターによって最高のクリスマスソングに仕上がっています。アコギのLaurence Juberも6のソロなどいい味を出しています。(勘太郎さんと通じるものを感じました) 子供にも安心して聴かせられる?内容ですが、オッサンがイブにまったりと聴くのに最適なアルバムです。 ほとんど店頭で見ませんが、大切な人へのプレゼントにもいかがでしょうか?
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡♡ |
お酒のお供度 | ♡♡♡♡♡ |
メリークリスマス度 | 🎄🎅🤶🎁💝🎉🎂🍷🧑🎄 |
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