The Jackson 5 / Jackson 5 Christmas Album (1970) – David T. Walker

David T.のギターと幸せだった子供の頃の自分探しのX’mas 盤です。

 1. Have Yourself A Merry Little Christmas
 2. Santa Claus Is Comin' To Town
 3. The Christmas Song
 4. Up On The Housetop
 5. Frosty The Snowman
 6. The Little Drummer Boy
 7. Rudolph The Red-Nosed Reindeer
 8. Christmas Won't Be The Same This Year
 9. Give Love On Christmas Day
10. Someday At Christmas
11. I Saw Mommy Kissing Santa Claus







クリスマス便乗続けます。
Jackson5の'70年のクリスマスアルバムです。前年'69年のデビューから連続してヒット曲を放ち、クリスマスを機にさらに購買層を広げるべく本作をリリースしたものと思われます。通算4枚目のアルバムで、クリスマスの定番曲に加えBerry Gordy含むMotownの作家陣によるオリジナルを加えた構成で、本作でも12歳になる直前のMichaelのおませなヴォーカル(上手いです!)や、Jermaineのやや荒れたヴォーカルなど、クリスマスソングにぴったりの声が聴けます。この時代のMotownの作品にはバックミュージシャンのクレジットがないものがほとんどで、多くはハウスバンドのFunk Brothersだと言われていますが、そこにDavid T.やWilton Felderなどの後のビッグネームが入ったりしているのでバックミュージシャン好きには宝の山ではないでしょうか?(ギターマガジンの2017年7月号でも特集が組まれました。)
自分が買ったCDは87年のリイシュー盤で、インナーは紙っぺら1枚に表にジャケット裏に曲名というチープなもので当然クレジットはありませんでした。(新宿Unionの10枚まとめ買いで1000円のコーナーで夏に買いました)


<ギターの聴きどころ>

クレジットはありませんが、左右から複数のギターが重ねられている中、David T.なのでは思わせるフレーズが聴けます。
例えば、初っ端のスロウ(この曲を1曲目に持ってくるところが単なるアイドルグループではないという自信の表れと思います)では、イントロから転がるようなオブリが右から聴けます。その後もダブルストップを中心にお得意のフレーズが頻出し、これは明らかにDavid T.でしょう。
10や11での小刻みなカッティングもDavid T.と思います。
ギタリスト達がプレイスタイルやサウンド両面でお互いに影響を受けたり、この時期のDavid T.はFuzzやWahを使っていたりしており、独自のスタイルの確立中と思われますので、これは絶対!というのは難しいですが、他の曲にも参加していると思われます。
(本作収録ではありませんが、「I Want You Back」は参加していたとDavid T.自身が明言しています。)
どのプレイがDavid T.なのかを想像しつつも、純粋で、幸せだった子供の頃に思いを馳せ(今でも充分純粋で幸せ?)ゆったりと、そして楽しく本作を聴きたいと思います。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡
お酒のお供度♡♡♡♡

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