Salena Jones ‎/ Feelings Change (1984) – 山岸潤史

A1. Stuck On You(lionel Richie)
 2. My Guy (My Girl)(The Temptations)
 3. Just A Gentle Rain
 4. Stand By Me(Ben E.King)
 5. You Are Always On My Mind (Mary Jane)(つのだ⭐︎ひろ)
B1. Even The Nights Are Better(Air Supply)
 2. You Decorated My Life(Kenny Rogers)
 3. Up Where We Belong(Joe Cocker)
 4. Make The Most Of Love Tonight
 5. Feelings Change

Salena Jones は、80年代に日本プロデュース(JVC)の作品を立て続けに発表していて、これはそのうち、セッショングランプリ(つのだ⭐︎ひろ(ds)、鳴瀬喜博(b)、山岸潤史(g)、本多俊之(ss)、ペッカー(perc)、川崎真弘(p)、奥慶一(p))との録音です。つのだ⭐︎ひろのBalladsと参加メンバーがかぶっていて、音の傾向も似ています。原曲の面影を残しつつもおしゃれな雰囲気にアレンジされたカバーが大半を占めています。(曲名の後ろにオリジナルをカッコ書きしました)時代的には音楽の電子化が急速に進んだ時期ですが、達人達の生演奏をバックに伸びやかに歌っています。(ちなみに、セッショングランプリは、各グループのリーダー格を集めたユニットであったことから、リーダーズダイジェストと名乗っていましたが、同名の雑誌から権利の関係でクレームがついたため名称変更したそうです)派手さはありませんが、落ち着いて聴ける名盤です。(鳴瀬さんの張りたての弦のベース音もマッチしています)

<聴きどころ>

アップではリズミカルなカッティング(この頃からMoonのストラトを使い出した?)、スロウでは情感たっぷりのオブリやソロ(赤い345か347?)など山岸さんの様々なパターンのギターが聞けます。中でも、日本では超有名なA5.でのオクターブ奏法のイントロとペンタスケールだけではないJazzyなソロ、B5.でのSalenaのボーカルとのコールレスポンスで歌うオブリ、がタメたっぷりで、Mellowを通り越したSexyさに聞き惚れてしまいます。(エロしつこい感じです.もちろん最大級の褒め言葉です。)宮本典子やMyx,Tyrone橋本とSoul Train Bandなど、この時期のセッションやライブで培われたBlack Feelingが、Chickenshackで結実される過程が見えて興味深いところです。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 

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