Smokey Robinson / Warm Thoughts (1980) – David T. Walker

Happy Birthday Smokey! David T.、Upchurchともどもいつまでもお元気で!

A1. Let Me Be The Clock
 2. Heavy On Pride (Light On Love)
 3. Into Each Rain Some Life Must Fall
 4. Wine, Women And Song

 
B1. Melody Man
 2. What's In Your Life For Me
 3. I Want To Be Your Love
 4. Travelin' Through
 


 
今日は、Smokey Robinsonの84歳の誕生日です。アーティストとしてだけではなく、Motownの副社長としてSoul Musicの発展に貢献いただきました。祝して'80年の作品を紹介します。本作でもほとんどの曲を自作(B1はStevie Wonderとの共作です)、プロデュースも自分自身が行い、L.A.の腕利きたちを集めてレコーディングされています。A2やB1のアップもありますが、それ以外は全てスロウ〜ミディアムで、全体的にしっとりと自身のハイテナーを聴かせる内容になっています。
既にDavid T.参加作として"Essar"や”Touch The Sky”を紹介していますが、70年代〜80年代には他にも参加作があり、本作もそのうちの1枚で、裏ジャケでDavid T.の名前を確認にして90年代の頭に購入しました。セールス的にも成功した本作、その頃はそれほど高くなく、800円ぐらいで買えました。今は高騰しているようです。

<ギターの聴きどころ>

裏ジャケには、Wah Wah WatsonやPhilip Upchurch(Phil Upchurchですよね?)など総勢5人のギタリストが名を連ねていますが、聴く限りではDavid T.はA1,A2,A3,B2,B3,B4に参加しています。 A1のイントロから早速艶やかなサウンドが聴こえてきて嬉しくなります。中間部では短いながらソロもあります。右のWahはW.W.Watson、左のシンセっぽいヴァイオリン奏法はPhil Upchurchと思います。
キャッチーなアップのA2では、左のカッティング(R.P.Jr.っぽく聴こえますが、Marlo Hendersonでしょうか?)とのコンビネーションで、しなやかでパーカッシブなオブリを聴かせます。
スロウのA3では、左のUpchurch,右のWatsonの陰で後半に、センターから控えめに登場する程度です。それもまた良しです。
哀感漂うB2,ここでもイントロから複数の個性的なギターが入ってきますが、David T.はセンターに鎮座し、フリーなオブリで時にひっそりと、時に大胆に主役に絡みます。この曲も短いながら抑揚のあるソロが聴けます。フェイドアウト、フェイドインで切れ目なくB3に繋がり、ここでも右のWatsonの効果音、左のUpchurch?のコード流しとの組み合わせでフリーなオブリを担当します。
ラストのミディアムでは、左寄りから特徴的なダブルストップのフレーズでイントロを飾り、ヴォーカルが入った後も同様のフレーズを繰り返し。中間のブリッジでは粘っこく弾むオブリを交えつつ、リフレインにグリッサンドを交えて終わりを迎えます。David T.のプレイは言うまでもなく、 Watson,UpchurchもOne&Onlyなプレイで盛り上げています。なお、David T.とUpchurchは21世紀に入ってからも、”Time Flies When You’re Having Fun”で共演しています。
SmokeyもDavid T.もUpchurchも80歳を超えていますが、いつまでもお元気でいていただきたいと思います。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

Follow me!