Smokey Robinson / Touch The Sky (1983) – David T. Walker

メロウなヴォーカルにメロウなオブリです。

A1. Touch The Sky
 2. Gimme What You Want
 3. Even Tho'
 4. Gone Again
 
 
 
B1. All My Life's A Lie
 2. Sad Time
 3. Dynamite
 4. I've Made Love To You A Thousand Times
 


 
 
Smokey Robinsonの'83年の作品です。。Motownの設立に参画、副社長を務めながら、70年代以降、年1枚程度のアルバムをコンスタントにリリースしてきました。 本作も自らがプロデュース、アレンジを担当し、西海岸を中心としたセッションミュージシャンを集めて録音されています。コンポーザーとしての才能、ハイトーンと粘りのある独特のビブラートなど甘さと熱さを併せ持つヴォーカルの美しさも魅力です。
高校生の時に聴いたDavid T.参加の"Essar"を聴き、LPを集め出した中の1枚で、80年代の後半に渋谷のUnionでバイト帰りに入手しました。裏ジャケにはクレジットはありませんが、ギターマガジンの中島さんからいただいたDavid T.参加作リストにも名前がSmokey Robinsonの名前が載っていたので、800円だったらいいや、との思いで購入しました。中を開けてみると個別曲のクレジット参加ミュージシャンの写真があり、どちらにもDavid T.がばっちり入っていました。(写真には、この頃愛用していたByrdlandが載っていないのが残念です。Paul Jackson Jr.はLes Paulを下かけた写真が載っているのに!)しかし、盤には汚れや傷が多く、当時は自分のレコードクリーニング技術も未熟で有ったため、ノイズが残ったままとなってしまいました。もう1枚買い足したいと思っているのですが、その後あまり見かけていません。


<ギターの聴きどころ>

David T.はA4,B1,B2,B3の4曲に参加しています。ソロなどはありませんが、各曲ともDavid T.ならではの絶妙なオブリが聴けます。
ミディアムスロウのA4,中音域を主に、単音のリフとオブリの組み合わせです。音を追いかけるだけなら簡単なので、David T.のギターをこれからコピーしたい、という方にもうってつけの曲と思います。(微妙なニュアンス表現は別として!)
少し哀感を感じるB1では、オクターブなどの複音や、ダブルストップの駆け上がりフレーズなどの必殺技が聴けます。弾きっぱなしではなく、ポイントでアクセントをつけているところがニクいです。
3連系のスロウ、B2では、メロウなサウンドとソフトなピッキングで情感たっぷりにプレイしています。ダブルストップと単音、テロリロフレーズを瞬時に判断し、使い分けるセンスはさすがです。
タイトルに反し、メロウな雰囲気のB3、Charles FearingとPaul Jackson Jr.のシャープなカッティング系と共に控えめなプレイです。
なお、B4にはクレジットされていませんが、微かにDavid Tのサウンドが聴こえる気がします。空耳?
メロウなヴォーカルにメロウなオブリの相乗効果、とろけるような甘々な世界です。








Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡  

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