吉田 美和 / Beauty And Harmony (1995) – David T. Walker

David T.のギター満載 だけど・・・・

1. Beauty And Harmony
2. つめたくしないで
3. 泣きたい
4. バイバイ
5. パレードは行ってしまった
6. A Happy Girlie Life
7. Darlin'
8. 冷えたくちびる
9. 奪取
10.生涯の恋人
11.Beauty And Harmony (Reprise)
ドリカム(!)のヴォーカルのソロ1作目です。David T.,Chuck Rainey, Harvey Masonのメッチャ豪華なリズム隊がバックアップしています。このCDに合わせて、DVDやVideoも出ていました(それも買いました)。おそらくArethaのPark Westのライブや、Coolin' Groovin'に続く、動くDavid T.を見れるメジャーな映像だったのではないでしょうか?とても驚きました。確かBS-NHKでも放映されたような?
歌詞は恋愛する女性の心理を綴ったもので、私なんぞに分かるはずはないのですが、大御所たちに囲まれても臆する事なく、のびのびとした歌声を聞かせてくれていて、作品としての完成度も高いと思います。(すみません、それまでドリカムちゃんと聴いたことありませんでした)David T.は、この後のソロ2作目や、ドリカムの作品、ツアーにも参加しています。

<ギターの聴きどころ>

1.と11.以外、全曲にDavid T.が参加しており、バッキング・オブリ・ソロいずれもいつものフレーズを聴かせてくれます。短い1.の後、右・左から追いかけるように「小鳥のさえずり」フレーズが聴こえてきてまずドキドキします。この頃はArtexですが、他の参加作品と比べるとByrdlandに戻ったような若干硬めの音づくりに感じます。制作側が狙ったのかもしれません。無闇に音を詰め込まず、空間を大事にしたバックの演奏なのでフィンガリングやピッキングのニュアンスがよく聴こえます。6.のBlues調の曲でソロを聴きたかったところです。(ライブVideoの方では熱いソロを披露しています)しかし、いつもより多くDavid T.のギターが聴けて嬉しい反面、希少価値が薄れたというか、参加曲やフレーズを待つ喜びのようなものがなくなってしまい、多重録音も「一粒で二度美味しい」とは感じられませんでした。ファンの心理とは勝手なものですね。美味しいものは一度には食べられません。(オレだけ?)

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡        

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