播東和彦 / Jealous Heart (1984) – 山岸潤史

ようやく巡り会えました!花冷えの雨に感謝です。

A1. You've Broken My Heart
 2. My Rock'n Roll Heart
 3. Too Late For Love
 4. You Make Me Sick
 5. Midnight Harbor Light
 
 
B1. Wangansen Heartbreak
 2. My Lady
 3. Lost Days
 4. Boogie & Vodka
 5. Close Your Eyes



 
 
播東和彦さんの'84年の作品です。
ようやく巡り会えました!この土日は桜が咲いているにもかかわらず花冷えの雨、楽しみにしていた花見も花見酒もできず、仕方なく新宿Unionめぐりをしました。最近はいわゆる”シティポップ”や”ライトメロウ”ものの値段の乱高下が激しい、ソウルやジャズもLPの値段が上がっている、などと思いつつ各館、各フロアを回った後、レコード館の帰り際に入り口付近に邦楽LP100円均一特設箱を発見しました。もう掘り出し物もないだろうななどと思って一応チェックをしていたら、最後の一箱に本作が入っていました!もちろんすぐレジに向いました。
花冷えの雨のおかげです、ありがとうございます!恨めしそうに空を見上げてすみませんでした・・・・
ということで、急ぎ家に帰り、早速聴きました。弊ブログでも、以前にDavid T.や”Colors Of Groove ”を紹介させていただきましたが、本作もデビューアルバムでありながら、つのだひろさんや山岸さん、岡沢さんや渡嘉敷さん、矢島賢さん、など日本のトップミュージシャンを集めていて(各曲のクレジットと集合車維新がA面B面にわけてあります)、二度びっくりです。なんとDarek Jacksonも!腕っこきの皆様の熱い演奏をバックに(この頃流行りの電子音が少ないところがまたグッドです!)、すでに貫禄とSoulに溢れた熱い喉を披露していました。残念ながら昨年8月の音楽活動40周年ライブには行けませんでしたが、近々ライブにも行きたいと思います。

<ギターの聴きどころ>

クレジットによると山岸さんは、B1,B3の2曲に参加しています。
B1は、ホーン(シンセではないです)とつのだひろさんのドラムの掛け合いがかっこいいイントロでスタートします。山岸さんはストラトのハーフトーンによるミュートを効かせたシングルノートカッティングで参戦し、Grooveを作ります。中間部のディストーションのソロは青山透さんです。激しいプレイですが山岸さんより直情的ではなく、組み立てられた印象を受けます。
B3は、イントロ、左右からハモリで泣きのギターが入ります。本編ではレゲエのリズムに移り、山岸さんも2拍4拍を切ります。1番が終わると、ロングトーンの大きなフレーズで一発目のソロが入ります。二番が終わると堰を切ったように怒涛のフレーズが始まり、チョーキング、ロングトーン、ビブラート、畳みかけフレーズ切れ目なく弾き倒しています。フェイドアウトしてしまいますが、ホトケさんや石田さんが言うように30分でも1時間でも弾き続けていそうな勢いです。
なお、他の曲ではA1とA4,B4は曽山良さん、A2,A3は矢島賢さん、A5は青山徹さん、B2は松原正樹さんがそれぞれ個性的なプレイでバックアップしています。まあ、インパクトというか押しの強さでは山岸さんがNo1でしょうか?
それにしても本作の値段、Unionの店員さんの目利きからも漏れてしまったのでしょうか、私は安価に手に入れることができラッキーでしたが、内容の充実ぶり、価値の高さ、入手の難しさなどを考えると複雑な気持ちです。皆様も見つけたらぜひ聴いてください。



Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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