Tasha Thomas – Midnight Rendezvous (1979) - Cornell Dupree

B5の深さを聴いてください。

A1. Midnight Rendezvous
 2. Street Fever
 3. Shoot Me (With Your Love)
 
 
B1. Hot Buttered Boogie
 2. You Put The Music In Me
 3. Wake Up Morning Glory
 4. You're The One I Love (From Day To Day)
 5. Drinking Again

 
 
 

Tasha Thomasの'79年の作品です。Dupreeの名前を発見しての裏ジャケ買いで、名前も知りませんでした。裏ジャケの解説によると牧師の母のいた教会で歌い始め、16歳の時に歌手を目指してN.Y.に行き、GospelやJazzを歌っていたところ、ミュージカル"The Wiz"のエムおばさんに役に抜擢されたところから注目され始めたようです。(サントラではTheresa Merritt がやっていましたのでミュージカルのみのようです)Gospel、Jazz,Soulと器用に歌いこなす歌唱力が評価され、
本作、Dupreeの参加に加え、大好きなB5(Dinah Washingtonはもちろん、Frank Sinatra,Aretha,Rod Stewart,Bette Midlerなど多くのカバーがあります)が入っていることもあり、しかも300円、赤で統一されたジャケットもカッコよく、迷うことなくレジに向かいました。



<ギターの聴きどころ>

ギターは、Dupreeの他にBernard Grobman, Hiram Bullock, Steve Youngです。
針を下ろした瞬間、アラビアテイストなDiscoが始まり、Donna SummerかArabesqueと中身入れ替わってる?と思いましたがタイトルチューンで間違いないようです。
A2はベースのウネリもあり、Funkテイストもあってようやく安心しました。左のギターはDupreeかと思いましたが、ちょっとリズムがジャストすぎる気がします。
シングルヒットとなったA3や、B1、B2もダンスチューンです。複数のリズムギターの他にClavinetも同様のフレーズを弾くのですが、B1の左はDupreeのように聴こえます。
B4でようやくスロウが来ました。左からDupreeっぽいヴァイオリン奏法等のオブリが入るのですが、タメが足りない気がします。Hiram Bullockかもしれません。ヴォーカルのシャウトにも熱が入り、Discoよりスロウの方が向いている気がします。
お待ちかねのラスト、サックスとミュートトランペットとともに、 ダブルストップやチョーキングによるDupree節のオブリが左から入ってきます。控え目ながら、実に味のあるプレイで、抜群の存在感です。譜面など使わず、一発録りで好き勝手に放っているのでしょうが、実に様になっていて、こういう曲でのDuprerのプレイは本当に素晴らしく、他の曲に参加しているかどうかなどどうでも良くなりました。Bette Midlerのアルバムでも弾けばよかったのに!右のコードの刻みも味わい深いです。
残念ながらTashaは'84年に癌で早世、残されたアルバムはこの1枚だけですが、Discoファンの方、Dupreeファンの方ぜひ聴いてください。















Emotional度♡♡♡♡ ダンスチューンよりスロウです
Bluesy度♡♡♡♡ B5,さすがのDupree節です
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡  B5だけですが 

気に入っていただけたらフォローお願いします

コメントを残す