Andy Williams / Andy (1976) – Larry Carlton

甘いドライブサウンドでよく歌うプレイです。

 1. Yellow Beach Umbrella
 2. Sailin
 3. Thank You, Baby
 4. Since I Fell For You
 5. My Lonely Room
 6. Put Your Blues To Bed
 7. If You Ever Believed
 8. Groovin
 9. Tryin' To Forget I Loved You
10. The Poem

以下はCDに追加されたボーナストラック
11. Love Said Goodbye
12. One More Time
13. Tell It Like It Is
14. Goin' Through The Motions
15. Are You There? (Main Theme From 'King Kong')
16. Are You There? (Main Theme From 'King Kong')(Disco Version)
17. Jason
18. I'll Never Love Anyone Anymore


 


 
アメリカを代表するポップス歌手Andy Williamsの'76年の作品です。50年代から多くのヒット曲を放ち、3つのプラチナディスクと18のゴールドディスクを獲得しており、Wikiによると本作は36枚目のスタジオ録音アルバムとのことです。忙しいAndyのスケジュールを考慮して6つのスタジオで録音されたとのこと、その中から11曲がLPに収められてリリースされたようです。
その後、10数年の時を経て、Columbiaとの契約末期にリリースしたシングルなど8曲のボーナストラックを追加しCDとして2002年に再発されました。
音楽誌の紹介でCarlton参加作として存在は知っていたのですが、なにぶん聴かないジャンルの一つで、ディスクユニオンやレコファンなどでもどのコーナーに置いてあるのかわからず、真剣に探していなかったこともあって、長らく現物を見たことがありませんでした。10年程前、下北ユニオンで不定期に開催していたレコード100円セール(箱にすら入っておらず床に直置き、ジャンルも邦楽、洋楽、クラシックと幅広く、大半はいわゆる「ボロ盤」でした)で、偶然発見、確かに裏ジャケにはCarltonの名前もありました。早速購入しましたが、全体的に汚れや傷が多く、大好きなA4とCarltonが参加していると思われるA5では針飛びが起き、念入りに洗浄してもダメでした。残念!インターネットの力を借りて調査したら、先述の通りボートラが追加されCDで再発されているとの情報を発見、急ぎAmazonで購入しました。





<ギターの聴きどころ>

ギターは他に、60年代から活躍するBen Benay、当時新進気鋭であったJay Graydon(翌年の「Peg」のソロでその名が知れ渡ります)です。個別のクレジットはありません。どれがCarltonのプレイでしょうか?聴いたところでは、
1.の後半以降のセンターポジションと思われるチョーキング&ロングトーンのオブリ
5.のイントロのヴァイオリン奏法、後半の短いソロ
6.のヴァイオリン奏法などのオブリ
9.のオブリ、ソロ
ではないかと思います。
1.を除き、甘いドライブサウンドをヴォリューム、ピッキングなどでコントロールしたよく歌うプレイで、Carltonらしさを感じました。ボートラの13,14,15,16もCarltonなのでは?ということはボートラはLP盤のアウトテイクなのでしょうか?
(6.は作曲にJay Graydonが絡んでいるのでGraydonのプレイかもしれません。9も、もしかしたらGraydon?)
その他の曲のアコギも含めたバッキングは、お三方とも器用な方なので特定できるものがありませんが、Carltonのプレイも多々あろうかと思います。







Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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