林田健司 / Marron (1996) – David T. Walker

1曲のみの参加ですがメロウなプレイです。6の後半まで待ってください。

 1. フ〜リフリ!
 2. Taxi Driver
 3. Physical
 4. ダラダラしようよ
 5. GET BACK GOLD 〜かがやきを取り戻せ〜
 6. パステル カーテン
 7. ドラキュラがゆく 〜Chigaw Version〜 
 8. 感じて…
 9. カレはだれだ?
10. キャンプ ファイヤー
11. 大きな月の光の下で
12. 今、強く抱いて



 


 
林田健司さんの'96年の作品です。N.Y.でのレコーディングで、Bernard Purdie、Michael Brecker、Hiram Bullock、Will Lee、Omar Hakimなど豪華なミュージシャンが参加しています。シンガーソングライターとしてだけでなく、コンポーザーとしてSMAPの「青いイナズマ」など多くのヒット曲を提供しているようです。
本作を知ったのはDavid T.など海外勢参加として紹介されていたAdlibのCDレビューによってです。とはいえ、新品で買うには冒険に思え、インパクトの強いジャケットとあまりインパクト強くない名前を記憶しただけで購入は見送りました。数年後、SMAPの007〜Gold Singer〜を購入したところ、1曲目の「KANSHAして」の作曲者として名前が載っていました。俄かにDavid T.参加のアルバムがあったことを思い出し、当時住んでいた立川のブックオフに探しに行ったら500円均一棚に置いてあり早速Getしました。
曲名だけを眺めつつ1曲目から2曲目の入りを聞いた時は失敗したかなと思いましたが、3以降を聴き進めていくと、バリエーション豊かな曲をGroove感を大事にした達人たちの生演奏(打ち込みにはない音圧を感じます)に乗って、時に甘く時にハードに歌うヴォーカルがいい感じでした。90年代前半のSMAPの音楽が好きな人にも気に入ってもらえるのではないでしょうか?




<ギターの聴きどころ>

残念ながら、David T.は6の1曲のみの参加でした。しかし、PurdieやAnsony Jacksonと共演するこの1曲が素晴らしい!自分にはToo Muchに思えるHiram bullockの引き倒しプレイの5から一転、いかにも・・・という感じのスロウでメロウな曲調、イントロのピアノに続いてDavid T.の”あの音”が入ってきます。ちょっとクセのあるコブシ回しのヴォーカルのバックでスタッカート気味のコードにテロリロやグリッサンドのフレーズを取り混ぜて曲の盛り上がりに合わせながら彩りを添えていきます。中間のソロはピアノに任せるも、エンディングに向けてオクターブからスタートするロングプレイに入ります。ピッキングやフィンガリングによるニュアンス豊かなプレイがたっぷり聴けますのでDavid T.ファンの方は後半まで待ってください。
なお、David T.は2000年の”今夜はBEST2000 ”にも参加、1曲だけですが同様に大フューチャーされています。ファンの方は合わせて聴いてみてください。






Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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