Bob James / BJ4 (1977) – Eric Gale

エフェクトの薄いサウンドでGaleの泣き節が堪能できます。

A1. Pure Imagination
 2. Where The Wind Blows Free
 3. Tappan Zee

 
 
B1. Nights Are Forever Without You
 2. Treasure Island
 3. El Verano
 

 
 
 


Bob Jamesの'77年の作品です。タイトル通りCTIでの4枚目であり、CTIでは最後の作品となります。前作までと同様にCreed Taylorのプロデュースの元、Gadd(Ds),Gary King(B),Gale (G)の固定メンバーがリズム隊を務め、アレンジ面では壮大なオーケストレーションは若干抑えめになり、リズム隊を中心としたシンプルな演奏となっています。(それでも自分には大袈裟に感じてしまうところはありますが)
本作も一連のBob James作品をGale目当てでUnionのエサ箱から集めた中の1枚です。Bob Jamesの作品の中では、地味な部類に入るかもしれませんが(ジャケットが特に地味ですね)、アコピの多用、飾りすぎない美しいメロディとアレンジなど、自分は気に入っている一枚です。

<ギターの聴きどころ>

Galeは全曲に参加しています。(前作までの作品にもGaleは参加していましたが、他のギタリストと分担しており、全曲参加ではありませんでした)また、アレンジがシンプルになった分、ギターも鮮明に聞こえるところも嬉しいところです。
A1,控えめとはいえ管弦がイントロを務めます。Soulでのホーンの返しや控えめなストリングスは好きなのですが、こういうあからさまなアレンジはやはり自分は苦手です。Galeはイントロ部ではシングルミュート、テーマに入るとコードカッティング、ブリッジ部ではオクターブという風に、曲の進行に合わせてバッキングパターンを使い分けています。
ポップなA2でも、シングルトーンのリフ、コードカッティング、左右両チャンネルからバッキングします。中間部のソロもいつものGale節で、チョーキング&ビブラートと畳み掛けフレーズの組み合わせで盛り上げます。
後の自身のレーベル名ともなるA3では、右チャンネルに引っ越してコードカッティングを中心とした控えめなプレイです。
メロウなB1,静かに始まり、徐々に盛り上がるイントロからGaleの朴訥ながら泣かせるプレイに惹きつけられます(super400の箱なりが感じられるサウンドです)。テーマに入ると変化を効かせたカッティングで主役のアコピを支えます。ソロでは、くどいぐらいの繰り返しフレーズを多用したGale節です。エンディングに向けてのカッティングのキレも見事です。
宝島をタイトルにしたB2,童謡のような無邪気さが感じられる曲かと思いましたが、Art Farmerのアダルトなソロと、Galeの個性的なソロでムードが一変しました。アコギっぽく聞こえるバッキングはチェレスタでしょうか?(Galeだったら驚きですが!)
そこはかとない哀愁を感じさせるB3ですが、ギターのフェイザー&左右のPan振りはオーバーアレンジでは?Art Farmerのソロが素晴らしいだけに前年に感じました。サントラなど、当時の流行り?
本作では、B3を除きバッキングもソロもエフェクトが薄めで、ピッキングやフィンガリングのニュアンスがしっかり聴こえるところもお気に入りポイントの一つです。多くの作品でのエフェクトの使用はGale自身の志向なのか、プロデューサーやアレンジャの意向なのか果たしてどっちでしょう?





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です