Bob James / Touchdown (1978) – Eric Gale

A1のGale節聴いてください!

A1. Angela (Theme From "Taxi")
 2. Touchdown
 3. I Want To Thank You (Very Much)
 

B1. Sun Runner
 2. Caribbean Nights



 
Bob Jamesの'78年の作品です。いつもの、しかし豪華なメンバーを集めて録音、自身のTappan Zeeレーベルからリリースされています。BJのソロ作はリリースの順番(数)をジャケットで表しているのですが、6枚目の本作はタッチダウンが6点獲得であることをもじって表現しています。前作5セント(値段は5セントではありません)の"Heads"(およびCTIでのソロやプロデュース、アレンジ担当作)ではオーバーアレンジに感じていましたが、本作ではグッとシンプルになっていて、自分としては好みのサウンドです。
本作もUnionのFusion箱から救出しました。レコード人気の低迷時期の’00年頃でしたので300円だった思います。BJの一連の作品にはこれまでの紹介作含め、Galeの参加が多く、本作も裏ジャケの片隅にGaleの名前を発見し購入しました。そしてEarl Klughの名前も!5曲しか入ってませんがワンコイン以内ならお得です!


<ギターの聴きどころ>


見開きの内ジャケ記載内容によると、GaleはA1,A2,B2の3曲に参加しています。
A1、郷愁を誘うオカリナ(喜多郎さんの”シルクロード”を連想してしまいます)に続き、美しいBJのエレピがテーマを奏でます。Galeは、テーマの後、右から短いオブリを差し入れた後、シンプルなカッティングでバックアップします。そして中間部では泣き節のソロが聴けます。タメたっぷりに静かに入り、低音弦から高音弦のハイポジションまで広い音域を使って、お得意のチョーキングと畳み掛けるフレーズを組み合わせてしっとりと、しかし情熱的に歌い上げています。様々なチョーキングのバリエーションが見事です。
続くA2では、イントロで右から低音弦のオブリを入れ、左のHiaram Bullockにリズムカッティングやオブリ(Galeの影響を受けているように感じます)を任せた後、いつの間にか右から効果音的なシングルミュートを入れてきています。エンディング付近では、カッティングに移行(こう弾くんだよ!と言わんばかりのプレイ?)で、二人でコンビネーションを作っています。
ラストのB2,艶かしいカリブの夜(もちろん行ったことはありません)を連想させる曲です。まず左からコードプレイが入りますがこれはHiaram Bullockと思います。続いて右からシングルトーンのリフが入り次第にエフェクトの濃い効果音的なプレイに写っていきます。これがGaleでしょう。後半には、エフェクトを少なめに落として、オブリを入れてきています。しかし、この曲での主役は、Klughのガットギターと思います。少なくともHiaramのおどろおどろしいスキャットではないと信じたい・・・)
なお、KlughはA3,B1でもメロウなプレイを聴かせてくれています。








Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ klughもメロウです     
お酒のお供度♡♡♡♡ 

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