Christopher Cross ‎/ Christopher Cross (1979) – Larry Carlton

A1. Say You'll Be Mine
 2. I Really Don't Know Anymore
 3. Spinning
 4. Never Be The Same
 5. Poor Shirley

B1. Ride Like The Wind
 2. The Light Is On
 3. Sailing
 4. Minstrel Gigolo
 

天使の歌声とオヤジの風貌を併せ持つChristopher Crossの’79年のデビュー盤です。この盤より先に知ったのは次作のAnother Pageで、ギター雑誌でもAll RightのソロはSteve Lukatherが弾いているなどと紹介されていて、ギターキッズの間でも知名度は高かったと思います。高校の同級生がこのレコードを持っていて、あまり聴かないと言うことで安価に譲ってもらいました。レコードが貴重品で、貸し借りしたり、カセットテープに録ってもらったりが当たり前の世界でした。当時は「NHK-FMの軽音楽をあなたに」や、音楽雑誌で数少ないながら必死にDavid T.やCarltonなどセッションギタリスト&スタジオミュージシャンの情報を集めていたので、メンバーの豪華さにまず驚きました。20代半ばの青年のデビュー作、しかも曲は全て自作なのにこれだけのメンバーを集められたこと、プロデューサーであるMichael Omartinの惚れ込みようが想像できます。初めは、ポップなAnother Pageと比べて聴きづらい曲もあると感じましたが(10代半ばなので許してください)、いろいろな音楽と合わせて聴き込むうちに、曲の良さやバックの演奏など、断然こちらの方が気に入りました。逆に、生意気にも次作を大衆迎合のように感じました。曲作りの能力やセンス、美しい声、ギターテクニックなど、優れたミュージシャンだと思うのですが、この2枚以降、商業的にも内容的にも失速してしまいました。やはりルックスは大事でしょうか?天は二物を与えても三物は・・・・(どの作品にも顔がジャケットに出ていません)

<聴きどころ>

Carlton は、A2とB2の2曲に参加しています。A2は、初めのうちは、他の曲でのキャッチーなソロと比べて難しい印象を受けました。コピーしようとすると、目まぐるしい曲の展開や複雑なコード進行に合わせてフィンガーボード上で最適なノートを選択しており、緊張感がありながらも情感豊かに歌いまくっていてとても真似できませんでした。Michael McDonaldのアクの強いコーラスとのコンビネーションも見事で、流石の一言です。B2はもう少しポップながら、いかにもBoogie(確かMarkⅡ)と言うようなドライブサウンドで、やはり時に激しく時に甘くニュアンス豊かに歌っています。
他の曲では、A1=Jay Graydonの少し捻りが効いた弦飛びのソロ、A4=Jay Graydonのポップながらためのあるソロ、A5・B1=Cross自身(上手いです、歌ってます。テレビ(NHKのライブ?)でも白いストラトでよく歌うプレイを見せていました)B4=Eric Johnsonの抑揚のあるソロで、どれも聞き応えがあり、よく歌っていて、ギターキッズには(ギターオヤジにも)コピーしがいのあるソロです。音の傾向も似ていますがこれはOmartinの好みでしょうか?あるいはCross自身、優れたギタープレイヤーなのでこだわりが強いのでしょうか?
実はこのLPで一番好きなのは Valerie Carterとの美メロDuetのA3(大ヒットシングルのニューヨークシティセレナーデのB面にもなってます)なのですが、間奏のソロをCarltonのエモいギターで聴きたかった!艶っぽくなりすぎて、アルバム全体の雰囲気と合わなくなってしまうでしょうか?


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Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡ 

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